ある夏のうだる暑さの夏休み、二つの世界遺産と長年愛されてきた広島市民球場が今年最後ということで、目に焼き付けるために広島を訪問いたしました。(2008年) 
まずは広島市民球場ですが今年で建替えです。歴史を感じるスタジアムです。今日はナイターの広島vs巨人戦を見に行きました。1957年7月の完成ということで約51年も愛されてきた市民球場ですね。

まだ明るいうちに球場に入りました。空が青く夏真っ盛りでうだるような暑さです。

記念のお弁当を買いました。『ありがとう広島市民球場弁当』です。
スタジアムの後方、ライトの向こうに広島城が見えています。
少しずつ日が傾いて客席も少しずつ埋まってきました。


日が暮れて電光掲示板が美しいですが、夜になっても茹だるように暑いです。

巨人のナインには大リーグで活躍している上原選手もありましたね。
すっかりナイターになりましたが熱戦はまだまだ続きます。まだまだ暑いくてビールが進みます。

屋根の無い球場は真夏の応援が爽快ですね。風が気持ちいいですしカクテルライトがきれいです。

でかいカップヌードルの宣伝カーが走り回ります。

やっと試合終了です。広島市民球場さようなら、とても楽しかったですし、長年お疲れ様でした。

翌日の暑い中ですが、近くの原爆ドーム、平和祈念館を見に行きました。

世界遺産・原爆ドームですが間近でみると迫力があります。

平和記念公園です。暑い中沢山の人たちがお祈りをしています。
私も永久の平和をお祈りしました。

平和記念資料館も見学しました。原爆の知識がよくわかります。

原爆の投下と爆発の知識がよくわかります。

広島に落とされた原爆と同じものという展示ですが、思ったよりも小さい爆弾と感じました。

さて、次の世界遺産厳島神社に向かいます。アクセス方法はいくつかあります。平和公園からボートで向かうこともできますが、今回はのんきに路面電車で宮島口まで向かうことにします。
路面電車もいろいろですが、冷房が効いているので新しいタイプが人気です。広電宮島口までは1時間かかりますが、涼しい中で座って行けるので良かったですね。

宮島口からフェリー約15分で宮島に渡れます。フェリーも15分間隔で出るので待つ時間が少ないですね。

宮島からのフェリーが到着します。

フェリーから大鳥居が見えてきました。

宮島桟橋では神の使い、鹿がお出迎えです。

宮島名物「宮島大杓子」(おおしゃくし)です。大きさは長さ7.7m、最大幅2.7m重さ2.5tもあるそうです。宮島大杓子は伝統工芸である宮島細工を後世に遺すとともに、杓子発祥の地である宮島のシンボルとして 昭和58年に2年10ヶ月の歳月をかけて制作されたものとのことです。

参道沿いにはお土産屋さんも出ており暑い中かき氷とかアイスとかに目が行きます。

神の使いの鹿もこの暑さに木陰でグッタリとしています。

神殿は潮風が吹きぬけますが、とにかく暑い熱風です。厳島神社は平清盛により現在の海上に立つ大規模な社殿が整えられましたが、社殿の本殿・拝殿・回廊など6棟が国宝に、14棟が重要文化財に指定されています。廻廊が美しいです。

ちょうど引き潮になったので、鳥居の足元まで人が歩いています。人間と比べてその大きさが良くわかると思います。

近づくとだんだんとその大きさに圧倒されます。棟の高さ16.6メートル、柱間10.9メートルの大きさです。

鳥居の柱は近くで見ると太く、海の中に水没するために貝などが張り付いていました。主柱は樹齢500~600年のクスノキの自然木だそうです。

海側から見た神社の風景です。世界遺産ということもあり異常気象などで傷まないように保存をお願いしたいですね。かなり自然環境が厳しいと思いますので心配になりました。

逆に神社の平舞台後ろ側から鳥居の方をみてみました。海に向かって鳥居が突き出ているような感じで海に参道が伸びているような印象も受けます。

国内でも唯一の海に浮かぶ能舞台です。月夜の晩に海に浮かぶ舞台で能が演じられるのを見て見たい気がします。

二日間の短い広島旅でしたが、世界遺産を見て確かに平和が永久に続くことを祈念させられました。夏休みでしたのでものすごく暑かったですがその夏さも楽しい旅の思い出になっています。
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