ちょうど桜の季節に甲府で毎年恒例の信玄公祭りが盛大に開催されるとのことで、一度武田信玄公のパワーを頂戴したいと考えていましたのでこの機会を逃すなとばかりに甲府に旅することにしました。(2014/04)
東京からは新宿発の中央線の特急で甲府に向かいます。まず甲府の手前の塩山という駅からバスに乗って向かったのが恵林寺です。ここは信玄の菩提寺として知られています。信玄が亡くなった際も勝頼を喪主として信玄の葬儀が行われました。 ちょうど桜真っ盛りでした。

道路から入口を入るとまっすぐに参道が続いています。

桜の参道を抜けるとどっしりと落ち着いた赤門が見えてきます。
門を抜けると本堂です。

桜に囲まれた三門です。

この碑を見て思い出しましたが、武田氏滅亡の後に信長に従わなかった快川和尚らを三門に閉じ込めて皆焼き殺した怨念の跡地でもあります。心頭滅却すれば、火も自ずから涼し」と詠んだことで知られています。

境内の桜が本当に真っ盛りできれいでした。庭園もきれいと聞きましたが今回は時間が無くゆっくりとは楽しめませんでした。

さて、甲府へ移動しましたが、駅前で桜を楽しんでいるのはもちろん武田信玄公です。

甲府に着いたのはまだ11時過ぎでしたが混まないうちにと駅前の小作に直行しましたが、既にかなりお客さんが入っていました。

頼むものはもちろんほうとうです。甲府に来ると必ず食べに行く楽しみの一つでもあります。今回は最もシンプルなかぼちゃほうとうを頼みました。(1150円) 大きなカボチャやじゃがいもが超美味いです。東京でほうとうを食べる機会もありましたが小作に適うものは無いです。

それから駅から役5キロ、桜に溢れれた武田神社に向かいます。武田氏代々由緒ある躑躅か崎(つつじヶ崎)の館跡で武田神社は武田信玄公自身が御祭神ということです。

石垣と桜のコントラストが素晴らしく良かったですね。

他の神社に比べて風林火山の幟が勇ましく、信玄色が色濃いですね。
やはり何といっても武運というか勝運を祈願しました。

駅方面へ移動しますが、途中に信玄公の御墓所によることにします。
桜の下に信玄公の墓があります。信玄の死は三年間伏せられていましたが、恵林寺で荼毘にふされて、200年経った江戸時代に発掘されて信玄公のものと判明したそうです。

墓についての解説が書かれています。

電車から見える石垣ですが、甲府城(舞鶴公園)です。明治時代になって廃城になったため石垣などは復元されて公園になっています。この城を巡っては戊申戦争でも板垣退助率いる新政府軍と近藤勇の甲陽鎮撫隊が激突の予定でしたが、進軍の遅れにより勝沼での戦いに終わりました。

次に甲斐の国の善光寺に向かいます。山を背に大きな山門が見えてきます。ロケーションが素晴らしいですね。

長野の善光寺の本堂と外観はよく似ていますが、朱色に特長があります。

建物を近くから見ると、その古さに歴史を感じます。素晴らしいですね。
この四脚門といい本堂といい、圧倒される荘厳さがあります。長野の善光寺が有名ですがこちらもなかなか来て良かったと感じさせるものがありますね。

帰りの善光寺駅から見た富士山と桜と身延線電車です。


さて甲府駅に戻ってきましたら、あちこちで信玄公祭りの各軍団の出陣式が行われていました。駅の中ではJRのグループです。

駅前の広場では別のグループの出陣式の最中でした。

各軍団が続々と舞鶴公園に集まってきます。

桔梗屋さんの鉄砲隊も信玄餅をぶら下げての出陣です。

県庁の前も別の軍団が出陣です。

騎馬軍団の出陣もなかなかの迫力でした。

白馬の騎馬が群衆の目を引いていました。

最後まで見たかったですが、出陣が18:00過ぎとのことでかなり冷え込んできていたのと、東京に帰らないといけないのでこの後帰郷しました。
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