夏休み、たいへんな人気の大井川鉄道を旅します。このローカル線は普段SLが走るなどの人気で知られていますが、この時期だけ子供たちやファミリーに大人気のあの機関車が走ります。私も実際にこの目で見たいと思いやってきました。(2014/08)
ここは静岡県島田市ですが、JR東海道本線金谷駅で大井川鉄道に乗り換えます。金谷駅からひと駅の新金谷駅に向かいます。金谷駅は普段は降りることのない本当に小さな駅です。
金谷駅から新金谷駅はなんと古い懐かしい車両、かつて南海高野線を走っていた21000系電車が走っています。都会では絶対乗ることができないローカル線の旅に期待が膨らみます。
新金谷駅は見たところ普通の駅なんですが、周りはファミリーや観光バスで溢れて大賑わいでまさにSLフィーバーの街になっています。
駅の前のスーパーの様な建物が丸ごとSLの予約センターや待機所やお土産やになっており、中も人でいっぱいです。
新金谷駅にはターンテーブルもあり(人力です)、めったに見れないSLの回転台を珍しそうに見入っている子供たちと家族連れが多かったです。
ここから先はこのC5644で千頭駅を目指します。懐かしいSLの旅を楽しみたいと思います。
ホームに入って来ました懐かしい古い客車です。SLかわねじ号でこれから乗り込みます。
SLの運転台ですが、実際に石炭を燃やして走りますので、熱気がすごいです。
SLの車輪も近くで見ると迫力があります。
予約の席に行ってみますと注文したお弁当が置かれていました。大井川ふるさと弁当、おにぎりと山菜、ヤマメと缶入りの静岡茶です、旅の情緒が深まります。外の景色を楽しみながらお弁当を食べることにします。
古い車両、古い座席も何となく雰囲気がありますね。毎日は耐えられないかもしれないですが、たまにのんびりと旅するには良いですね。
さあ出発しました、窓からは茶畑が広がります。さすがはお茶どころですきれいな茶畑が広がります。良い香りも漂ってきます。
窓から顔を出して風を感じます。ただ蒸気機関車ですので石炭の燃えカスが飛んできて目に入るのと、髪とかが煤っぽくなりますがこれもまた一興ですね。
大井川に沿って進みますが、今年の異常気象、台風の影響で河原に流木が多くみられます。水の色も普段は澄んできれいな流れだそうですが、この日は濁っていました。
千頭駅に近づいてくると駅の周辺に人だかりができているのに驚きます。この山間の小さな駅になんでこんなに多くの人が集まっているのか。
千頭駅に着くとなんと信じられない光景!、なんとあの絵本とかテレビでしか見たことのない機関車トーマスとヒロが並んで停まっています。周りを子供たちやファミリーで溢れかえりものすごい人気です。
トーマスとヒロが並んでいる横顔です。本当に話声が聞こえてくるようです。
止まっているだけでなく実際にこれに乗れるんですから子供たちも大喜びでしょう。
客車にも懐かしいあのトップハット卿のプリントがありますね。
確かに日本では初めてでしょうね、トーマスが本当に走るとは誰も思いません。
千頭駅にはSL用に転車台があります。これは人力で回すものですので駅員が皆で力を合わ
この山奥のローカルな千頭駅が夏休みの家族連れで本当に大賑わいでお祭りのような騒ぎですね。
おお、我が目を疑います。トーマスが客車を付けずに一人でお散歩しています。信じられない光景です。 実は客車をつなぐ為に入れ替え中なんですが遠くから見ると自分の意思で走っているように見えてしまいます。
こんな姿を見れただけでも大満足です。
さあ、トーマスがたくさんの子供たちを乗せた客車を引いて千頭駅を出発します。行ってらっしゃい!
遠くからやってくるトーマスがこんな感じで見えます。たいていの人はこの光景にビックリすると思います。ぜひ一度自分の目で見に行ってください。
トーマスが居なくなって心なしか少し寂しそうなヒロです。お客さんも少し減ってきて静かになってきましたね。
千頭駅から新金谷への帰りはC11190号機が引っ張ります。
SLが鉄橋を渡ります。風が気持ち良いです。河原で遊んでいる人たちが手を振って見送ってくれます。
金谷~千頭間の普通列車がすれ違います。
実際に野山を走るトーマスを見れてとても感動しましたし、子供たちにとってもたいへん楽しい夏休みの思い出になったと思います。私もわざわざ静岡まで見に来て良かったです。
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