京都は坂本龍馬が活躍した場所であり同時に命を狙われていた場所でもあり、その史跡は生々しさを感じるところもあります。その史跡を回り龍馬の足跡に思いを巡らせます。 

まずは四条・祇園から。龍馬の滞在していた酢屋です。2階に龍馬が座って外を覗いていた小間があります。

「坂本龍馬寓居の跡」の碑が立っています。寓居(ぐうきょ)とは一時身を寄せるという意味だそうです。

1867年11月15日龍馬と中岡新太郎が命を落とした近江屋跡です。現在はコンビニになっています。

近くに池田屋の碑もあります。こちらは新撰組が活躍した時代の有名な遺構ですね。いずれも5分の範囲内で見ることができます。

後藤象二郎の寓居跡碑ですが、この祇園のあたりには幕末の足跡が点在しますので散歩するのも面白いです。

相国寺境内に作られた薩摩屋敷跡ですが、ここで坂本龍馬立会のもとで西郷隆盛、大久保利通らにより薩長同盟が結ばれました。

今では同志社大学の敷地の前に碑が建っています。

そして龍馬が近江屋で暗殺された後、徳川慶喜が大政奉還を行った二条城です。現存の二条城は徳川家康が関ヶ原の戦いに勝利し上洛時の宿舎にと築城したもので、西国諸大名を普請に駆り出して1606年に完成したもの。

また、二の丸御殿において家康と秀頼  の会見が行われ、家康は秀頼の成長ぶりに驚き、危機感を募らせ豊臣氏を滅ぼすことを決意したともいわれている。

二条城は徳川時代の初めから終わりまでを見つめてきたわけが、終わりはあっけなかったです。

本丸御殿の南西、お堀沿いの梅林には紅梅、白梅が入り混じって非常に美しく良い香りが漂います。

龍馬を求めて東山へ移動します。祇園から八坂神社を抜けていきます。


八坂神社を抜けて円山公園に向かいますが、ちょうど池の周りの紅葉が見ごろですね。桜の名所と言われていますが紅葉も見事です。
坂本龍馬と中岡慎太郎の像がありました。紅葉を背にして京都の街を見て何を思うのでしょう。


さて坂本龍馬と中岡慎太郎の墓所がある霊山護国神社に向かいます。円山公園から歩いていけます。 

霊山幕末歴史館で坂本龍馬がお出迎えです。龍馬を襲った日本刀などが展示されています。

そして京都霊山護国神社に登って龍馬の墓にお参りしました。龍馬と中岡新太郎の墓が並んでいます。その横には藤吉の墓も一緒です。

龍馬と中岡と藤吉の最後の碑です。

龍馬と中岡新太郎の銅像が立っています。

回りには史跡や観光地がたくさんありますので見て歩きたいところです。

このままさらに龍馬の足跡を追いかけて伏見に向かいます。 (20)