こんぴら歌舞伎の見物にいくことになりましたので、その前にこんぴらさんにお参りしようと考えた次第です。ちょうで桜の季節で桜見も兼ねての訪問となりました。(2009/04) 

空港から高松駅を経由しこんぴらさんには琴電で向かうのが便利です。駅を降りてから参道までは大きな看板も出ています。

参道の石段の両側にお土産屋が並びます。こんぴらさんは石段が多いことで有名ですが本宮までは785段、奥社まで登ると1368段もあるそうです。

 まずは100段を意味する一之坂鳥居を通ります。

大門まで来ました、365段とのことでやっと半分です。 休憩しながら登ります。

 大門を過ぎたところで五人百姓という五人の女性が飴を売っています。この五人は商いを許された五人百姓ということです。

大門から150メートル程続く石畳の道は桜馬場と呼ばれているそうですが、この時期両側の桜が満開でちょうど良い時に参拝に来たのがご利益というかありがたいです。

桜を見ながらさらに階段を登っていきます。

  途中の旭社ですのでここでもお参り、このあたりで628段とのことで本宮までもうすぐです。

 

旭社を過ぎて黄銅鳥居をくぐります。

 

やっと金比羅宮本宮にたどり着きました。早速にお参りを済ませました。ここまで全785段の石段、海抜251メートルです。農業・殖産・医薬・海上守護の神として古来からのご神徳を仰がれています。

  こんぴらさんは海上の守り神でもありますので海に関するものが多くまつられていました。もともとは生きた駿馬を神に奉納したのが始まりです。後に絵に描いた馬つまり「絵馬」を奉げるようになりました。さらに、馬ばかりではなく、武者絵や美人画の絵馬も現れるようになりました。金刀比羅宮は航海安全祈願の信仰を集めていることから、特に船の絵馬が多くみられます。

こんぴらさんのお守りや金色の布地に赤の丸金印が人気ですね。お土産にも買って帰ります。

高台にあるので見晴は最高ですね。眼下には讃岐平野、はるか瀬戸大橋まで見渡せます。

785段の石段を登ってきて達成感でいっぱいでしたがこれから下ります。

帰りは参道のお土産屋さんをゆっくり見て帰ります。

 お参りを済ませるともうお腹がペコペコです。参道を下りると待ち構えたようにうどん屋さんが並んでいます。

JR琴平駅まで戻ってきましたが、こんぴら歌舞伎歓迎の垂れ幕が出ています。

琴平の街中には立ち寄り温泉もあるので、金毘羅参拝の疲れを流すことができます。

あんぱんまん電車が停まっていました。

これから金比羅金丸座に歌舞伎を見に行きます。すっかり毎年恒例のイベントになっていますね。

のぼりが立ち並び歌舞伎の雰囲気を盛り上げます。毎年一回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」として歌舞伎が公演されています。

歌舞伎場の前はこんな感じで開演を待つ人やお土産を買う人などでにぎやかです。

お土産屋さんも外にプレハブが作られています。

今は無き勘三郎さんも来られてました。

こじんまりとした田舎芝居小屋の雰囲気は最高でした。役者と客席の距離がたいへん近いです。座席数は全部で730席になるそうです。

2階の桟敷席が見やすくてとても趣ありますね。なんといっても舞台と距離が近いです。

一階座席はこのような座敷で歌舞伎が楽しめます。もちろん花道もありますし舞台には奈落やスッポン、回り舞台装置(人力)もあります。

2階席も10列くらいで座り込んで観覧できます。

終わった後には歌舞伎のゆるキャラが徘徊しておりました。

高松駅もきれいになりましたね。これから東京へ帰ります。

毎年こんぴら歌舞伎は開催されているようですが、恐らく江戸時代の歌舞伎の雰囲気もこのような感じだったろうと想像させるような庶民的な雰囲気がありました。

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