北海道には二つの紋別がある、ということですがいともんと呼ばれる紋別市に旅しました。もうすっかり冬支度の様相ですが、寒くなるにつれオホーツク海の海の幸が美味くなっているとのことで楽しみです。 (2003/11)
真昼ですがあいにく天気の悪いどんよりとしたオホーツク紋別空港に降り立ちました。オホーツク海に面した滅多に来れない空港ですがとても小奇麗で新しい感じがしました。


バスで街中に昔ますがすぐに海辺へ向かいましたが、途中ゴマフアザラシのごまちゃんランドがありました。この時期閉館中とのことですが、夏に開館してるのか冬に開館しているのかよくわからない気がします。(笑)


そういえば流氷が来ると流氷クルーズが大人気ですが、この時期はまだ完全にシーズンオフですので乗ることはできませんが、停泊中のガリンコ号の船体の見学はできるようです。



このように大きなドリルで厚い氷を砕いて走ります。この振動が伝わってきてとても迫力があるとのことでした。


あまりこれといった観光地もなさそうなのでオホーツク海に突き出たオホーツクタワーに行ってみたいと思います。こういう施設はなかなか無いのではと期待です。


近づいてよく見ると海中にタワーを降りることができて、海の中を観察をすることができるようになっているようです。ここでは冬の海中の生き物の生態を観察できる施設ということです。

ガリンコ号をデザインした可愛らしいカートがありました。

中に入りますと凝ったクリオネの観察機械がお出迎えしてくれます。実際にクリオネも見ることができます。


クリオネの観察です。小さいのでカメラには写らなかったですね。

たくさんの水槽で北の海の魚たちが観察できます。

オホーツク海に住む恐い顔したオオカミウオに会いました。寒い海の中なので顔も恐ばってしまったのでしょうか。(笑)

暖かい建物の中から外の冷たそうな海を眺めるのもいいですね。


見学を終えて外に出ますとオホーツク海は本当に静かで穏やかでした。まだ11月ですから2月になると流氷がやって来てこのあたりは観光客で大賑わいとなります。


海辺にぽつんと建っているこのオブジェはよくわかりませんが、とにかくよく目立ちます。カニをアピールしているのでしょうが、このあたりの海はホッキ貝とホタテが名物でとても美味いですね。私もホッキの味を覚えて病み付きになりました。


近くの展示施設にも寄ってみました。オホーツク流氷科学センターです。ここではオホーツクの寒さを実勢に体験できる施設です。


白熊のはく製ですが、紋別に生息しているわけでないでしょう。


実際の流氷を置いて展示していました。冬になるとこのような分厚いい氷が流れてきて海面を覆い尽くすのでしょう。触ってみたりしましたが解けないようにするために部屋がとても寒かった印象です。


北の魚の展示ですが氷らされて面白い展示の方法ですね。

とにかく寒いですのでホテルに温泉があるのがとてもうれしいです。この日の夜は近くの居酒屋さんでホッキとホタテをたくさんいただきました。


さて次日の朝のオホーツク海ですが朝でも同じようなどんよりとした天気です。


他にも温泉がありましたね。ホテルの温泉を満喫したので行きませんでしたが。

時間がたっぷりありましたので、街から空港まで約4キロを歩いていくことにしました。


川がきれいですし、見渡す限り遮るものもなく心地よいウォーキングができました。


北海道らしい広くてまっすぐで誰も通らない道をてくてくと歩きます。私は旅に出ると良く歩きますね。風を感じて臭いを感じて時間を気にせずについ歩いてしまいます。

約1時間歩いて紋別空港に到着しました。はじめに書いたようにたいへん奇麗で明るい建物ですね。


空港の看板もクリオネです。

小さい空港ですが、室内もコンパクトできれいな雰囲気ですね。窓が大きくて太陽が差し込むので明るいです。


空港の中にある熊のはく製が印象に残ります。

空港にはオホーツクの文字が。

これではドルフィンジェットで東京まで1時間半の旅にて帰ります。


なかなか紋別まで来る機会はないので貴重な経験でした。

カニとホッキの美味さが忘れられないと思います。ガリンコ号にも乗ってみたいのでぜひまた冬の時期に訪れたいと思います。
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