6月の鎌倉といえばアジサイが咲きほこることで有名ですが、秋の紅葉の時期には訪問したことはありますがこの時期は暑くてなかなか訪問していません。ちょうど金曜日に雨が降って土曜日は天気になるということで思い切って朝早くから出かけてみました。
まずは江ノ電で久しぶりの江の島駅までやってきました。まだ早いので駅も空いています。
江の島弁天橋を渡ります。朝から天気も良く肌がジリジリとする感じです。参道の青銅門のあたりですがまだ朝早いのであまり人が歩いてはいません。
参道の奥の赤鳥居の上に見えるのが端心門で超えると江島神社の本社に階段を登っていきます。
参道を登った先に建つ江の島神社の辺津宮ですが、1206年に源実朝が創建と伝わります。
こちらは最も奥にある奥津宮ですが源頼朝の寄進の鳥居をくぐって進みます。
江の島の奥は波に削られた岩屋洞窟に入ることができます。(500円)長さは100メートル近くもあります。
江の島岩屋のあたりは稚児が淵と呼ばれ釣りのメッカの様ですが、海の上をボートが並んで走っていきますが神奈川50景勝にも選ばれた素晴らしい眺めですね。
帰りの時間はまだ11時ですがもう名物のたこせんべいに行列ができていました。
この中国風の駅舎は小田急江ノ島駅の駅舎ですがよく目立ちます。
次に江ノ電でで腰越駅で降りてすぐの万福寺に向かいますがこの辺りは江ノ電が路上を走る地帯で道路の真ん中を電車が走りますすので、離合する車が止まって待っていたりします。
さて江ノ電腰越駅で降りてすぐの万福寺にお参りします。本当に境内の目と鼻の先に江ノ電の線路が通っています。
境内には義経と弁慶の像が立っています。ここは平家を滅ぼして意気揚々と鎌倉へ来た義経が兄頼朝に会いたいと手紙を書くのですがそれを拒絶してしまう有名な腰越の現場になります。
実際(?)の腰越丈が展示されています。義経の書いた下書きのコピーでしょうが、その後平泉まで流れていくこの義経と弁慶の話は哀れな話は勧進帳やら他の芝居になるなど有名な話ですね。一度見に来たかったです。
さて腰越から少し戻って海沿いの道を海を眺めながら歩くこと15分で有名な鎌倉高校前駅に着きました。
ホームの目の前に青い海が広がり江の島が見えてまぶしいくらいです。いつまでもホームから眺めていたい景色です。この眺めで関東の駅100選に選ばれています。
本当に海と道路のすぐ横を江ノ電が走っていて人間と当たりそうなくらいです。
さていよいよ旅の本題ですがこの時期のアジサイを見たくてやってきたのです。本当は雨降りの直後が良いと言われますが生憎というかこの日は天気が良すぎるので肝心のアジサイの花がしぼんでしまわないかが心配です。まずはかわいらしい極楽寺駅ですが風情があって関東の駅100選にもなっています。
極楽寺駅からすぐの極楽寺ですが早速門前にきれいな赤いアジサイがお迎えです。
よく見るといろいろな色の花が咲いていてこの時期の癒しスポットになっています。
ここも写真スポットですがトンネルに入る江ノ電の後ろ姿です。
極楽寺から歩くこと5分で成就院に着きました。鎌倉幕府三代執権北条泰時が1219年建立ということで歴史がありますね。1333年新田義貞の鎌倉攻めでいったんは焼失してしまったとこと。
現在参道の改築中で有名なアジサイは見れませんでしたがご本尊の不動明王にお参りする方が多いそうです。
さらに歩いて20分位でしょうか御霊神社にお参りしますがここは参道を江ノ電が横切ります。
小さくて古い社の御霊神社ですが境内にはアジサイが咲き乱れます。
気温も上がっていましたが境内のアジサイの色が鮮やかで美しかったです。
花の形にもいろいろあるんだなと感心させられます。
これまた珍しい白いアジサイです。
このアジサイの群れの中を江ノ電が通過します。通過の旅に写真家が集まります。なかなかの撮影スポットですね。どうしても人の頭が被ってしまいます。
さてオーラスはアジサイ寺とも呼ばれます明月院に行ってみたいと思いますが、北鎌倉駅から既に長蛇の列ができています。
北鎌倉駅から歩くこと30分くらいで明月院に着きましたが、入り口のあたりから既にアジサイガ溢れている感じです。
中に入ると中の小道がアジサイに取り囲まれています。さすがはアジサイ寺です。
ここでは日本古来からある種類ということで青い色のアジサイがほとんどでしたがそれでもよく見ると青であったらり赤であったりグラデーションが美しいですね。
あじさい、あじさい、あじさい・・・・。
この後鎌倉から佐助稲荷神社と長谷寺へ行こうかと思っていましたがさすがに歩き疲れて諦めました。お陰で早く東京に帰ることができて良かったです。