元銀行員FPの山田祥子です。

 

今日は、リタイヤ世代の多くが抱える、ある「切実な悩み」についてお話しします。
それは「お金を使うのが怖い症候群」です。

 

現役時代に資産形成を頑張ってこられた真面目な方ほど、この「罠」に陥りやすいです。

 

結果、
銀行員時代、そんなケースを数多く見てきました。

 

そして、私自身もその「恐怖」の気持ちが痛いほどよく分かります。
実は、現在の私は、自分の資産を「取り崩しながら生活」をしている当事者なのです。

 

不安お化けの正体は「見えないこと」

私がどうやってその恐怖を乗り越え、安心して使えるようになったか。それは、不安を徹底的に「見える化」したからです。

 

具体的には、以下の手順でシミュレーションを行いました。

  1. 年代別の生活費を計算する
    60代>70代>80代以降となるよう、年代別の生活費を計算する

  2. 将来入ってくるお金(年金など)を整理する
    今後の労働計画、年金の受給額、私的年金保険・iDeCoなどの受給額等

  3. 運用計画を立てる
    何歳まで運用するか決め、利回りを低めに見積もって試算する

  4. 「もしも」の時の住まいを考える
    自宅で生活ができなくなった時を考え、施設の種類や費用などを試算する

  5. 毎月の「使用可能額」を出す
    そこから「毎月いくらまでなら自由に使っても資産が枯渇しないか」を試算する

    このように計算し、「100歳まで生きても大丈夫」という数字の根拠が出たとき、「減っていく」のではなく、「計画通りに使っている」と思えるようになりました。
     

お金は「幸せの交換チケット」


少し厳しいことを言いますが、通帳に印字された数字そのものには、何の価値もありません。
お金とは、「使って初めて価値が生まれるもの」です。


・美味しい食事をして、家族や友人と笑い合う時間。
・ずっと行きたかった場所へ行き、感動する体験。
・生活を便利にする家電を買って、得られる快適さ。


お金は、これらと交換するための「チケット」に過ぎません。


「お金を使うこと=悪」ではないのです。

生活の質を整え、心を豊かにすることには、何物にも代えがたい価値があります。



あなたの人生の主役は「お金」ではなく「あなた」


それでも「将来何があるか分からないから怖い」というお気持ち、よく分かります。
その恐怖を消すのが、私の役目である「資産寿命のシミュレーション」です。


誰かと比べる必要はありません。
「自分の人生を楽しむために、どうこのお金を使うか」


私と一緒にシミュレーションをして、漠然とした不安を「確かな安心」に変えてみませんか?
笑顔で使えるお金が増えると、毎日の景色が変わって見えますよ。


あなたの漠然とした不安を、確かな「計画」へ。
初回60分無料相談をやっています。是非ご利用ください。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

元銀行員FPの山田祥子です。

 

毎日ニュースを見ていると、物価の上昇やマンション価格の高騰など、お金に関する話題が尽きませんね。

 

「老後はこれくらいで足りる?」
「マイホームは買える?」
「今の働き方のままで大丈夫?」

 

相談に来られる方の多くは、このような「正体のわからない不安」の中で悩んでいらっしゃいます。

不安というのは、この実体のない「お化け」のようなものです。
見えないから怖いのです。でも、電気をつけて見れば、それはただの柳の木かもしれません。

私がいつもお客さまにお伝えしている、解決のための言葉があります。
 

それは、
「将来の『夢』を『予定』にしましょう。」
ということです。

 

例えば「いつか家族で海外旅行に行きたい。」というのは「夢」です。
夢のままだと、日々の忙しさに追われて実現しませんし「お金がないから無理かも」という不安も消えません。

 

これを「予定」に変えてみましょう。
「3年後にハワイに行く。予算は100万円。そのために今月から家族で月3万円積み立てる」

いかがでしょうか?
 

「予定」になった瞬間に、やるべきことが明確になり、不安が入る隙間がなくなります。やるか、やらないか、ただそれだけのシンプルな話になります。

 

「マイホームを購入したい」「老後は安泰に暮らしたい」というのは夢ですが、これを現実にするためには「予定」への書き換えが必要です。

・家を買うならいつ? 頭金は現在いくらある?
・リタイア後にどんな生活をしたい?そのための生活資金はいくら必要?

これらを一つ一つ計算し、スケジュール帳に書き込むように埋めていく。
これが「自分の人生を自分でデザインする(ライフプランニング)」ということです。

 

他人と比べる必要はありません。
大切なのは、あなたがどう生きたいかです。

 

漠然とした不安お化けを退治するために、まずは「夢」を「予定」に書き換える作業から始めませんか?

 

自分一人で「ライフプランニング」を考えるのが難しい方は、ぜひ一度ご相談ください。一緒に未来の地図を描きましょう。

 

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これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

最近は食料品や日用品など色々な物の値段が上がり、生活が以前より苦しくなったと感じる方が増えていると思います。
 

わが家では、玄関先の外構周りが劣化しており、高齢の母が車の乗り降りをする際に、足元の砂利により「転びそうで怖い」と言うことで、改修工事をすることにしました。
今年の年明けに見積もりを取ったのですが、その時は工事を依頼をせず・・・11月に入り「やっぱり危ないから工事をお願いしよう!!」となり、再度見積もりを依頼しました。
すると材料費等の高騰により、同じ工事内容でも5~10%程度値上がるとのこと(汗)インフレおそるべし。身をもってインフレを実感しました。
一方、保有している投資信託は、年始から10%以上値上がっているので、資産防衛の重要性を再認識しました。

 

現在のようなインフレ時であっても、日本では給与が上がりにくい構造になっています。
その理由の1つに、長期雇用制度を守るため、企業が人件費を低く抑える傾向があることが挙げられます。(毎年の定期昇給はあるものの、1990年代末から2022年頃まではベアは凍結されていた歴史があります。)

 

以下のグラフを見てください。

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2011年~2024年までの13年間で、
企業の利益剰余金(=内部留保)は、282兆円から634兆円に2.2倍に増加。
配当金は、12兆円から40兆円に3.3倍増えています。
 

一方人件費は、200兆円から229兆円と1.1倍の増加と、ほぼ横ばいのままとなっています。
 

同じ期間の物価上昇率(消費者物価指数)は以下の通りです。

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2022年から大きく物価上昇しているにもかかわらず、給与が増えないことが、私たちが「生活が苦しい」と感じる最大の要因であると言えるでしょう。

現状の長期雇用制度における給与収入(労働収入)だけでは、インフレに勝つことは難しいと考えます。
 

一方、企業の利益剰余金・配当金は大きく増やし続けています。
 

ここから個人が安定した収入を得るためには、株式に投資し、企業の成長から恩恵を受ける「資本家(投資家)」となることが必要不可欠です。
 

投資家目線で考えた場合、安い労働賃金で働いてくれる従業員は、企業の利益拡大において、ありがたい存在とも言えるかもしれません。(皮肉を込めて)

 

私たち自身が投資家となることで、初めてインフレに負けない資産形成が可能となります。

 

【インフレに負けない資産形成を】
感情論ではなく、データが示す経済構造の現実を受け止め、行動することが重要です。
NISAやiDecoなどの税制優遇制度を活用し、長期的な視点で安心して続けられる「仕組み」を作ることが成功の鍵です。

 

しかし、「NISAの手続き方法が分からない?」「NISAで何を買えばいい?」「私の年金や退職後のキャッシュフローは大丈夫?」など、ご自身の状況に合わせた具体的な対策は、なかなか一人では判断が難しいものです。

 

あなたの資産形成の「モヤモヤ」を「具体的な行動計画」に変えます。
初回60分無料相談をやっています。是非ご利用ください。


これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

独立系FPのしょうこFPです。

 

過去4回にわたり「現金だけでは物価高に負けてしまうリスク」「日米英で日本の資産形成が遅れている事実」、そして「株式などリスク資産を持つお金持ちが有利になる仕組み」を見てきました。

 

「給料が増えない中で、自分の資産を自力で増やすこと」が、豊かな老後、そして人生を生き抜くために不可欠です。

 

 

 

 

 

では、私たち一般人が、どうやってリスクを抑えつつ、効率よく資産を増やしていけば良いのでしょうか?

 

その答えは、「国が用意した優遇税制を活用して、世界経済の成長に乗る」ことです。

 

今回はその具体的な手段である新NISAiDeCoについて、そして投資信託を使った具体的な方法を解説します。

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新NISAやiDeCoで税制優遇の恩恵を受ける

  • 新NISA:日本に住んでいる18歳以上

    • 引出しは、いつでも自由。

    • 非課税保有限度額(総枠)1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)

    • 生涯にわたって非課税で運用できる。

  • iDeCo(個人型確定拠出年金):公的年金を支払っている原則20歳以上65歳未満

    • 掛金全額が所得控除になる(年末調整や確定申告で所得税・住民税が戻ってくる)。

    • 受取は原則60歳以降のため、老後資金として確実に準備できる。

    • 受取時、公的年金等控除・退職所得控除の適用により支払う税金が少なくなる。


「投資信託」で「株式」を持ち、資産収入を得る

「株式」というと個別株をイメージする方が多いと思いますが、初心者でも手間なく資産形成を目指すのに最適な方法は、株式に投資する「投資信託」を活用することです。
投資信託のメリット
 ・100円や1,000円など小額から始められる(積立投資に適している)。
 ・成長著しい米国株全世界株のインデックスファンドを購入することで、世界経済の成長を自分の資産に取り込むことができる。

 

【ご参考】私のiDeco実績
拠出期間 :2017年2月~2024年6月退職まで 7年5か月(89か月)
拠出金額 :2,047,000円(月23,000円×89か月)
時価評価額:5,395,726円(元本の2.6倍 2025.10.8現在)
評価損益 :3,348,726円

運用銘柄 :米国株インデックスファンド
※受給時期については、加入期間が6年以上8年未満のため62歳以降となります。

 

【最後に】

インフレ時代を乗り越えるカギは、「労働収入」と「資産収入」の2本柱をいかに強固にするかにかかっています。仕組みを理解すれば決して怖いものではありません。

 

しかし、「NISAの手続き方法が分からない?」「NISAで何を買えばいい?」「私の年金や退職後のキャッシュフローは大丈夫?」など、ご自身の状況に合わせた具体的な対策は、なかなか一人では判断が難しいものです。

 

あなたの資産形成の「モヤモヤ」を「具体的な行動計画」に変えます。
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これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

独立系FPのしょうこFPです。

 

いつもご覧いただきありがとうございます!😊

 

前回に引き続き、「給料が増えないのに物価だけ上がる」という厳しい時代を生き抜くためのヒントを、身近な「パン作り」を例に解説していきます。

 

前回は、パン作りの経済モデルで「GDP(国の稼ぎ)」の仕組みと、その稼ぎが「労働収入」と「資産収入」に分配されることについて説明しました。

 

 

今回は、いよいよ核心です。

 

「なぜ、物価が上がっているのに、私たちの給料はなかなか上がらないのか?」

 

その理由と、インフレ時代を乗り越えるための重要なヒントを、分かりやすいシミュレーションで見ていきましょう!

 

😱 物価が上がっても「給料」が追いつかないワケ

私たちが今、直面している状況を、もう一度パン作りで再現してみます。

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もし、小麦粉やパン、エネルギー(石油)などの「モノの値段」がすべて20%上がり、皆さんの「給料(従業員賃金)」は、10%しか上がらなかったと仮定します。

 

このとき、パン作りの経済で生まれた「付加価値(GDP)」や、企業が手にする「儲け」はどう変化するでしょう?

 

付加価値 合計(インフレ前) 50 ➡   合計(インフレ後)   60 伸び率+20%
製粉業者 儲け(インフレ前)  5 ➡    儲け(インフレ後)  7    伸び率+40%
パン工場 儲け(インフレ前) 10 ➡ 儲け(インフレ後) 13.5  伸び率+35%

 

驚くことに、私たちの給料の伸び率(+10%)をはるかに超えて、企業の儲けは+35%や+40%と大きく伸びていることが分かります!

 

これは、経済学の有名な法則である「賃金は物価に遅れて上がる(賃金の硬直性)」という現象を反映しています。

  1. コスト増:物価高で原材料費(小麦や石油)が先に上がります。

  2. 価格転嫁:企業は生き残るため、パンの値段を上げてコストを消費者に転嫁します。

  3. 賃金は後回し:人件費(賃金)は、会社の儲けが安定したり、人手不足が深刻になったりしてからでないと、なかなか上がりません。

つまり、インフレの波が来ると、まず「企業の利益(儲け)」が先に拡大しやすい傾向にあるのです。

 

💡 インフレ時代を生き抜くための最大のヒント

前回の記事でお伝えした通り「企業の儲け」は、株主に分配される「資産収入」の源泉となります。

  • 労働収入インフレに追いつきにくい

  • 資産収入インフレより先に拡大しやすい(企業の儲けが伸びるため)

これが、「物価高のウラ側でお金持ち(資産収入を得ている人)が得している」と言われる秘密です。

 

経済学者のトマ・ピケティは、過去200年以上のデーターを分析した著書『21世紀の資本』で、「資産収益率(r)は、経済成長率(g)よりも高くなる傾向がある(r > g)」と指摘しました。

 

この「r > g」こそが、「自分の労働力に頼るだけでなく、自分のお金に働いてもらう」という収入の柱を持つことが、インフレ時代を生き抜くための最大のヒントであり、必須の戦略なのです。

 

【最後に】

インフレは不安ですが、その仕組みを理解すれば、打つべき手が見えてきます。

 

次回は、これまでの学びを総動員し、資産収入を得るための具体的な対策をお話する予定です。

 

もし、ご自身の資産状況や将来に合わせた対策について、より詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。

 

初回60分無料相談をやっています。

 

お気軽にご連絡ください!

 

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

独立系FPのしょうこFPです。
 

今回は、給料が増えないのに物価が上がる現実について、"パン作り”で考えてみましょう。

 

「GDP」とか「インフレ」と聞くと、なんだか難しそうに感じませんか?でも、実は“パン作り”に例えるとすごく分かりやすいんです。

経済の仕組みと私たちの生活の関係について見ていきましょう。

パン作りの経済モデルで見る“お金の流れ”

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経済の仕組みを理解する

 

パン作りの流れとGDPの仕組み
「パン作り経済」に登場するのは、1.小麦農家 2.製粉業者 3.
パン工場 4.石油(水道光熱費などのエネルギーのイメージ)

 

【小麦農家】
自ら小麦畑を耕し、5のエネルギーを使い、作った小麦を15で販売します。
小麦15ー石油5=稼ぎ(付加価値)10

 

【製粉工場】
小麦農家から15で小麦を仕入れ、10のエネルギーを使い、作った小麦粉を40で販売します。
小麦粉40-小麦15-石油10=稼ぎ(付加価値)15

 

【パン工場】
製粉業者から小麦粉を40で仕入れ、15のエネルギーを使い、作ったパンを80で販売します。
パン80-小麦粉40-石油15=稼ぎ(付加価値)25

 

 

稼ぎ(付加価値)の合計 10+15+25=50 
この付加価値の総額50のことをGDP(国内総生産)と言います。

 

GDPは誰のものになるのか?

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GDPは「個人」「企業(株主)」「政府」に分配される

生み出された付加価値の合計50(GDP)は、誰のものになるのでしょうか?
小麦農家は個人事業主、製粉業者・パン工場は株式会社として運営していたと仮定します。

 

【小麦農家】
付加価値の合計10は、個人の稼ぎとなります。

 

【製粉業者】
付加価値の合計15は、従業員に賃金として10支払うと、残り5は会社の儲けとなります。

 

【パン工場】
付加価値の合計25は、従業員に賃金として15支払うと、残り10は会社の儲けとなります。

※そして、個人は所得税が、会社は法人税が課せられます。
ここで政府の税率を一律20%と仮定します。

【個人(従業員賃金)】
小麦農家+製粉業者従業員+パン工場従業員
=10+10+15=35…うち所得税20% 7…税引き後手取り28

 

会社(株主)の儲け
製粉業者会社+パン工場会社
=5+10=15…うち法人税20% 3…税引き後手取り12

 

【政府:税金】
個人(従業員賃金)合計 35×20%=7
会社(株主)の儲け合計 15×20%=3
            合 計10

 

付加価値の合計(GDP)50は、「個人:28」「会社(株主):12」「政府:10」に分配されます。

 

個人(従業員賃金)・・労働収入
会社(株主)の儲け  ・・資産収入 

 

株式を保有すると、あなたはその会社の「株主」となります。株主は会社が上げた利益の一部を受け取ることができ、これを「資産収入(資本収入)」と呼びます。イメージとしては「お金にお金を稼いでもらう」仕組みです。

 

収入の柱を「労働による賃金収入」だけに頼るのではなく、もう一つ「資産収入」という柱を持てれば、体調を崩して働けなくなったときや、「本当はやりたいことがあるけれど収入のことを考えると一歩踏み出せない」そんな場面でも、心強い後押しになります。
資産収入を持つことは、人生の選択肢を広げ、自分らしい生き方を実現するための大切な手段なのです。

 


【最後に】
もしお金に関して、悩んでいることや不安なことがあったら、
お話を伺います。相談はこちらから。

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「日本・米国・英国の家計金融資産比較から学ぶ資産形成のポイント」

独立系FPのしょうこFPです。


今回は、日本・米国・英国の家計金融資産の構成と推移をデータで見比べながら、その背景と学ぶべき点を整理します。

1.日本は現預金中心、米国英国はリスク資産中心

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日・米・英の家計金融資産構成比の違い

 

上記グラフを見ると、日本の家計金融資産の53%が現預金です。
一方で、米国は株式40%・投信12%、英国は年金・保険等が50%と、リスク資産を通じて「運用」前提に資産を保有しています。
つまり日本は「安全第一」で現預金に偏るのに対し、米英は「運用による成長」を取り込みやすい構造になっています。

 

※英国の「年金・保険等」が50%と高率な理由。
英国の公的年金は低額であるため、公的年金は最低限の生活補助であり、私的年金(職場の年金や個人年金)での資産形成が必須。私的年金の投資先としては、株式やオルタナティブ資産(不動産・PE(未上場企業への投資)など)に積極的に投資している。「年金・保険等」の年金部分は、間接的に株式や投資信託に投資していると理解できる。

 

2.資産の伸び率で大きな差

次のグラフでは、その違いが鮮明に表れています。

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日・米・英の家計金融資産の推移の差

 

家計金融資産2003~2023年の20年間の推移
・米国:3.1倍(運用リターンで2.3倍)
・英国:2.0倍(運用リターンで1.4倍)
・日本:1.5倍(運用リターンで1.2倍)

 

米国英国は「運用によるリターン」が資産拡大の大きな原動力になっています。特に米国では、株式市場の成長を株式や投資信託を通じで家計が享受しています。

 

3.日本が学ぶべきこと

なぜ日本は資産が増えにくいのか?


一つは、「現金=安全=リスクがない」という誤解が根強いためです。インフレ局面では現金の価値は目減りし、長期的に資産形成が進みません。インフレの今、大切なことは「現預金だけに頼らない」と言う視点です。インフレに強い資産を保有することが、長期的な資産形成には不可欠です。
 

4.FPとしての提案

2024年から始まった新NISA制度やiDecoなどを活用し、税制面での優遇を受けながら、インフレに備えつつ資産形成を行うことができます。
余裕資金の一部を、現預金から成長資産に回すことが不可欠です。その一歩が将来の大きな差につながります。

 

5.日本の家計金融資産比率の最新情報(2025年6月末)

家計の金融資産額が2,239兆円に達し、下記の通り、現預金の構成比率が50.3%と、あとわずかで半数を割り込む状況となっています。
しかし、投資信託と株式等の合計構成割合は19%と横ばいの状況です。

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2025年9月18日 日本銀行調査統計局より作成

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独立系FPのしょうこFPです。
 

今日は「インフレと現金保有のリスク」について、お伝えしたいと思います。

 

以下の図をご覧ください。

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      インフレが資産価値を削っていく

 

これは「物価が年0~3%上がった場合に、100万円の価値がどのように減っていくか」を示したグラフです。100万円と言う額面金額は変わらなくても、インフレが進むと「実際に買える物やサービスの量」が減ってしまうのです。

 

例えば、年3%のインフレが30年間続いた場合、現金100万円を持っていても、現在価値で35万円分の物やサービスしか、30年後には買うことができないのです。これは実質的に65%もの価値が「目減り」してしまうと言うことです。

 

※実際の消費者物価指数:2024年は2.7%、2025年前半は3%台です。

 

つまり「現金」=「安全」=「リスクがない」ではないのです。
 

多くの方が「現金は安全」と考えています。確かに価格変動リスクや元本割れはありません。しかし、インフレと言う「静かなリスク」は確実に資産の価値を減らしていきます。特に低金利が長く続く日本では、預貯金の利息では、インフレ(物価上昇)をカバーしきれません。

 

では、どうするべきか?
大切なことは「現金だけに頼らない」と言う視点です。
 

インフレに強い資産を保有することが、長期的な資産形成には不可欠です。

 

2024年から始まった新NISA制度やiDecoなどを活用し「資産収入を得る仕組み」を作ることで、税制面での優遇を受けながら、インフレによる資産価値の目減りに備えながら、資産形成を行うことができます。

 


 

【最後に】
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お話を伺います。相談はこちらから。

 

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母の退院をキッカケに、家の中での転倒リスクを減らすため、2階の母の部屋と1階の私の部屋を交換することにしました。80代後半になる母は、階段の段差以上に足を上げ下げすることが大変で、手すりがあっても階段から落ちてしまいそうです。これで家の中でのケガのリスクが減ると嬉しいな😊

部屋の引っ越しをしている際に、家族6+1人分(父・母・弟・長男・次男・私…ナゼか元旦那の分まで😅)合計40~50冊もの古いアルバム+菓子箱に入っているバラの写真が山盛り出てきました。
場所を取る、重い、見返すことがない・・とマイナスばかりのアルバムと写真たち。どうしたものかと思案する中で、整理の仕方について色々検索してみました。

【古い写真整理の方法】
1.データーとして保存する
2.古いアルバムを処分し、コンパクトにして保存する
3.内容を確認ぜず廃棄する(見てしまうと廃棄する決意が揺らぎますから)
などなど選択肢があるようです。
母の「(母の友達)〇〇さんは、家族に写真を捨てられるくらいなら、自分で捨てた方がましだと、自分で全部捨てちゃったんだって。寂しいね。」と言う発言を聞き、古いアルバムを処分しコンパクトに保存することに決めました!!


以下のポケットアルバムに収納し直しました。

 

 

 


【写真整理の手順】
①「全てのアルバムから写真を剥がす」ことから始めました。
このアルバムから剥がす作業が一番大変でした。50年以上も前からアルバムに貼りついている写真は、なかなか剝がれません。四隅から爪を立てて静かに剥がしていくのですが、写真まで破れてしまうことは度々でした。

②バラバラになった大量の写真を、家族の人別・年度別に分けてビニール袋に入れ、ビニール袋を時系列に並べて仕訳を行いました。
年代が分からない写真が多数あり、特に菓子箱に入っている写真は分からない物ばかり・・その時の髪型や体形、洋服などで判断したり、とても難しい作業でした。
人別にビニール袋に入れ時系列に並べた写真は、一人当たり買い物かご1つ分の量となりました。私の写真は、衣装ケース1つ分の量でした😅

③写真を厳選し、コンパクトなポケットアルバムに整理し直しました。
古いアルバムに書き込まれている貴重なコメントなども、切り取ってポケットアルバムに入れました。

自分の写真を整理していると、笑い声が聞こえてきそうな修学旅行の写真、友達との学生生活や部活動や旅行の写真、中型バイクでのツーリングの写真、家族旅行の写真などなど、キラキラしていた頃を沢山思い出しました。コンサートや映画などのチケットも取って有り、チケットぴあに必死で電話した記憶も蘇ってきました。チケット争奪戦に勝ち、1987年に後楽園球場で行われたマイケルジャクソンの日本初ソロコンサートに行った、証の半券。あの熱気と歓声と興奮の中で見た、生ムーンウオークは最高でした。
今は自分で選んで独身となっていますが、元旦那とも楽しく過ごした時があり、好きであった過去が存在したことを再確認しました。

【写真整理をして得られたこと】
・何十冊もの古いアルバムから、ポケットアルバムへとスリム化と軽量化を実現できました。
・いつでも手軽にアルバムを見直せるようになりました。
アルバム整理による副産物ですが「自分のこれまでの60年間の人生を俯瞰して、改めて幸せな人生を送ってこれたな~と肯定感で一杯になりました。」


 

【最後に】
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私が受講しているNiHOME(FP資格を活かした仕事を独学で体験できるオンライン教材)で、受講者インタビューを受けました。その動画が、youtubeにアップされています。見ていただいて、私の想いを知っていただけると嬉しいです。🤗

【動画インタビュー前編】25年の銀行勤めの経験を活かして独立系FPの道へ!

 

 

 

 

前半のこちらでは、60歳で銀行を辞めて、ナゼ独立系FPになったのかをお話ししています。

 

🍋私の想い
私はインデックス型投資信託・外国ETFを中心に金融商品を長期間保有しており、大きく増えた資本(運用)収入が起業する支えとなっています。これは人生の選択肢が大きく広がる体験でした。「知っているか、知らないか。やるか、やらないか。」ただそれだけの差が、これほどまでに大きく変わることを実感しました。

 

「この安心感と、人生を自分で選べるという喜びを、不安を抱える女性たちに届けたい。」

 

その想いが、私を長年務めた銀行から独立させる決意をくれました。「私が資本(運用)収入によって自らの人生を決められたように、あなたにも、自分らしい人生の設計図を描く力を手に入れて欲しい。」それが私の想いです。

 

【独立を考えるキッカケとなった本】を紹介

『一度しかない人生を「どう生きるか」がわかる100年カレンダー』を読んだことが、独立を考えるキッカケとなりました。

 

 

 

この本の中に「あなたの人生時刻を計算し、人生時計をつくってみましょう」と記されています。女性の健康寿命75年を1日(24時間)として考えた場合、私の人生時間は19:00を指しています。頭も体も元気な時間が、残り5時間しかないのです。「これは会社員を辞めて、早く独立しなければ」とお尻に火が付き、独立を真剣に考えるきっかけとなりました。

 

 

2024年6月に会社を退職、2025年1月に独立系FPとして開業届を提出しました。
 

2024年の1年間はCFP試験に向けて勉強を、2025年前半はFP1級実技試験に向けて勉強をしてきました。この1年半は、本当に勉強しかしていませんでした。
やっとインプット期間が終わり、これからはアウトプットに励み、色々な大人の女性に私のサービスをお届けして行きたいと思っています。

 

最後に

もしお金に関して、悩んでいることや不安なことがあったら、
お話を伺います。相談はこちらから。

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これからも、どうぞよろしくお願いいたします。