どうも。
まだまだ行きます。
OPENING
大西: さあ、7月の通常レッスンも今回が最後となります。がんばっていきましょう。
Rosa: Hey everyone, this is Akino Rosa.
David: And I'm David Evans. All right. Let's close with a good one.
Lesson 79 目的語の拡張 - to不定詞・動詞ing形の選択で意味が変わる動詞
[KEY SENTENCE]
Remember to feed Umi tonight.
目的語としてto不定詞と動詞ing形のどちらを使うかによって、意味が変わる動詞があります。
DIALOGUE
アレクシスは今日、友人たちと着飾ってお出かけのようです。夫のキャスパーは飼いネコのウミの世話を頼まれたようです。
Caspar: Wow, Alexis, you got all dressed up for your friends tonight.
Alexis: Of course.
Caspar: I never get dressed up for just my friends.
Alexis: We're going to a nice restaurant for dinner and drinks.
Caspar: Sounds elegant. French food?
Alexis: Something like that. Caspar, remember to feed Umi tonight.
Caspar: Yeah, of course.
Alexis: And make sure it's a mixture of dry and wet food. Umi likes eating both together.
Caspar: I know. She's a picky eater.
Alexis: Right, she takes after you.
Caspar groans.
Alexis chuckles.
WORDS AND PHRASES
Wow, Alexis, you got all dressed up for your friend tonight.
get dressed upというフレーズが使われています。「おめかしをする」というわけですね。
We're going to a nice restaurant for dinner and drinks.
さあ、ここのfor dinner and drinks このdrinksですね。これはお酒の入った飲み物を指していますよ。
She's a picky eater.
pickyというのは「選り好みをする」というわけですね。そして、picky eater「好き嫌いがある」というわけです。
Right, she takes after you.
takes after 「~に似ている」というフレーズ。afterは「ついていく」というわけです。誰かについて行きながら、その特徴を take「手にとっている」感触がしています。
GRAMMAR AND VOCABULARY
We're going to a nice restaurant for dinner and drinks.
私たちは、すてきなレストランに行ってディナーと飲み物を楽しみます。
この文の進行形は「未来の予定」を表しています。進行形の意味(~している)が変わったわけではありません。未来のある時点で~していますよ、それが予定につながります。
Make sure it's a mixture of dry and wet food.
必ずドライフードとウエットフードを混ぜたものにしてください。
make sureは「必ず~するようにする」というフレーズ。この文はmake sureの内容を説明するリポート文の形です。
(ダイアローグの日本語訳)
わあ、アレクシス、今夜は友達に会うからといってずいぶんドレスアップしたね。
もちろんよ。
僕は友達のためだけに、おしゃれなんてしないな。
私たち、すてきなレストランに行ってディナーと飲み物を楽しむの。
優雅な感じだね。フランス料理かい?
そんなところね。キャスパー、今夜は忘れずにウミに食事をやってね。
ああ、もちろんさ。
それから、ドライフードとウエットフードを混ぜたものにしてね。ウミはどちらも一緒に食べるのが好きだから。
わかっているさ。あの子は好みがうるさいからね。
そうよ、あなたに似たのよ。
うーん。
TARGET FORMS
Caspar, remember to feed Umi tonight.
今夜ウミに餌をやることを忘れないように。
ゴガクルの解説より:「動詞 rememberは目的語として to 不定詞・動詞-ing 形のどちらも使うことができますが、意味が変わるため注意が必要です。to 不定詞と使われると、この文のように「~することを覚えている・忘れない」となりますが、I remember talking to her. は「彼女と話したことを覚えている」。動詞ing形が使われると、「(過去の行為を)覚えている」となります。この意味の違いは―― もちろん――to 不定詞と動詞-ing 形の意味の違いから生まれています。to 不定詞は「これから」のニュアンスを含むため、「(これから)~することを覚えている・忘れない」となり、動詞ing形は実際に具体的な出来事が想起されるため、「~したことを覚えている」となるのです。to 不定詞と動詞ing形のニュアンスは一貫していいますよ。」http://gogakuru.com/english/phrase/285236
PRACTICE
さあ、まずはto不定詞ですね。これからという内容を意識しながら、rememberの後ろに入れていきます。
さあ、私と一緒に練習してみましょう。
to feed Umi tonight
さあ、これからを意識しながら
remember to feed Umi tonight
さあ、次は動詞ing形です。
talking to her
過去にしたことという内容を意識しながら、rememberの後ろにぽんと入れてきます。
I remember talking to her.
それではその他の例も一緒に身につけていきましょう。
Don't forget to lock the door.
ドアに鍵をかけるのを忘れないように。
I'll never forget going to Australia.
私はオーストラリアに行ったことを決して忘れないでしょう。
rememberと同じ対比です。
forget + to不定詞はこれから~することを忘れる。
forget + 動詞ing形は~したことを忘れる。
I'll try to wake up earlier.
私はもっと早く起きるようにします。
I tried taking deep breaths.
私は深く息をしてみました。
try + to不定詞はこれから~しようと試みる・がんばる。
try + 動詞ing形は実際にやってみる。動詞ing形が実際にやることにつながっています。
さあ、それでは今紹介した表現をデビッドさん、ろーざさんと一緒に声に出して練習してください。
David: All right, everyone. It's time to practice. As Sensei explained, there are important differences between to infinitives and -ing. But understanding is only one step. Using them will help you become more comfortable. And with being comfortable comes being more confident.
デビッド:はい、皆さん。練習の時間です。先生が説明されたように、to不定詞と動詞ing形との間には重要な違いがあります。ただ、それを理解する手順は一つだけです。使っていけば、もっと使いこなせるようになりますし、使いこなせれば自信もついていきますよ。
Rosa: Let's begin.
to lock the door
Don't forget to lock the door.
Don't forget to lock the door.
Now for -ing.
going to Australia
I'll never forget going to Australia.
I'll never forget going to Australia.
David: All right. Now let's try a few using try.
to wake up earlier
I'll try to wake up earlier.
I'll try to wake up earlier.
taking deep breaths
I tried taking deep breaths.
I tried taking deep breaths.
David: Unlock your potential.
Rosa: Repetition is the key.
Rosa and David: Great work.
GRAMMAR IN ACTION
意味をよく考えて、to不定詞・動詞ing形のどちらかを目的語として使いましょう。
1.
日本語: 余分の靴下を持ってくるのを忘れないように。きれいな靴下を持っていないよりも悪いことはありません。
ヒント: 余分の extra
解答例: Remember to bring extra socks. Nothing is worse than not having clean socks.
remember toで「~することを忘れない」でしたね。
extraはヒントでお出したように「余分の」あるいは「追加の」。
worseはbadの比較級で「より悪い」。
thanの後ろに使えるのは単純な名詞ばかりではありません。
2.
日本語: 私はニョッキを家で作ってみました。すばらしいできでしたよ!あなたのために少し持ってきました。
ヒント: ニョッキ gnocchi
解答例: I tried making gnocchi at home. It turned out great! I brought some for you.
try + 動詞ing形は「やってみた」。実際にやってみたことを表します。
turn outは「~ということになる」。説明型オーバーラッピングの形で使います。
ENDING
大西: さあ今月で、基本文型に関しては一通りの学習を終えました。もう皆さん、ある程度なら英会話できますよ。自信を持って挑んでみてください。
Rosa: Remember guys, you don't have to be perfect, you just have to use the English you know.
David: That's right, remember to do your best.
エンディング
大西: さあ今月で、基本文型に関しては一通りの学習を終えました。もう皆さん、ある程度なら英会話できますよ。自信を持って挑んでみてください。
ろーざ: みんな忘れないで。完璧である必要はない。自分が知っている英語を使うだけでいいんだよ。
デビッド: その通り。頑張ってやろうね!
「~にうるさい」はparticular aboutと覚えていたのですが、picky eaterで「《a ~》好き嫌いの多い[激しい]人、食べ物にえり好みをする人」(英辞郎)という表現があるのですね。