歴史ある企業も道を誤る
先日ここで赤福の昔の経営エピソードについて書いた。
でも、実は有名なエピソードがもうひとつあった。
今から約20年位前、赤福の地元伊勢市では「伊勢市まちなみ保全条例」という条例を制定した。
これは地元住民が中心となって、“昔ながらの伊勢の風情を感じるまちなみ”を整えて行こうというもの。
そこで赤福ではその条例に合わせて、当時まだ新しかったコンクリート4階建ての自社ビルを建て壊したそうだ。
理由はもちろん建物を町並みに合わせるため。
その取り壊しだけでも1000万円。
その後は町並みに合うように、建物を建て替えたとのこと。
これは赤福と言う企業が、地元や多くの観光客に支えられて成り立っていると理解しているからこその行動だったと思う。
それから20年。
残念なことに、今朝のニュースでまた一斉に赤福のことを取り上げていた。
今度は売れ残った商品を回収して、再び店頭に並べていたというもの。
三重県からは無期限の営業禁止処分を言い渡された。
赤福がこれから復活できるのかどうかわからないが、もう一度初心に帰って地域の人々から尊敬される企業になってもらいた。
やっぱり企業は提供する商品やサービスも大切だが、地域の人々から喜んでもらえたり尊敬される存在でなくては意味が無いように思う。
それがなければ、企業の存在価値って無いに等しいのかもしれない。
そんな風に思う。