あり得ないようなところまで想定して行動される方
オートトレーディングの南原社長の面白いエピソードがある。
以前、某国の首相(現在も現役)が来日した際、直接会談できる機会があったそうだ。
その首相とトヨタやホンダの幹部の方と南原社長の4人くらいの少人数。
そこで南原社長は会談中、首相が読んだスピーチ原稿のコピーにサインをもらったそうだ。
「恐らく○○○(首相の名前)からサインをねだる人は少ないと思う。だからこそやれば印象に残る。次に相手の国に行った時、何かの機会でまた会うことがあるかもしれない。そんな時にもし、あの時サインをねだったのは私ですと言ったら、ひょっとしたら覚えているかもしれない。例え覚えていなくても、覚えているふりをしてくれるかもしれない。そうしたら、その後のすべてのことがやりやすくなる。場合によっては、今日の夕食会に飛び入りで参加しなよなんて言ってもらえるかもしれない。だからダメでもやっておいた方が良いんだ」
その時サインをもらった理由を、確かこんな風におっしゃっていました。
その話を伺ったのは昨年の夏のこと。
南原社長は今、実現すれば日経新聞の一面を飾るような大きな案件に取り組まれていらっしゃるが、昨日届いたメールによればなんとその過程でその時の首相に直談判しに行くことになり、ちょうど現地に行っているそうだ。
本当にびっくりである。
もちろんサインをもらったのは数年前の話だから、今回の案件なんてまったく想定されていない。
今回相手が覚えていたかどうかはまた伺ってみたいと思うが、そういう意味では人生ってどこでどうつながるか本当にわからない。
思ったことはやっておいた方がいい。