仕事に対する考え方
今でこそセブンイレブンは、どこにいってもあるのが当たり前になってきている。
しかし日本にセブンイレブンを持ってこようとしたとき、多くの人は日本の生活にコンビにはなじまないから無理だと言われていた。
コンビニには一日に数回の配送があるが、その配送を請け負ってくれる運送業者も当時はありませんでした。
理由は単純で、大変手間のかかる作業だから。
一日数回小口の荷物を各店舗に少量ずつ配達することは、当時の運送業では考えられないことだったのです。
しかし在庫を置いておくスペースが少ないコンビニでは、これが絶対必要でした。
なのでそれをなんとか無理を言ってお願いしている状況でした。
そんな困難を乗り越えながら数店舗にまでなったとき、ある店でスタッフの欠員が補充できなという事態が生じました
その時本部のあるスタッフが手伝いに行こうとしました。
しかし、鈴木敏文社長(現会長兼CEO)はこう言ったそうです。
「手伝いに行ってはならない。今はまだ数店舗しかないから手伝いに行けたとしても、100店1000店となった時にもそうするのか?」
確かこんな話だったと思います。
つまり本部のスタッフが手伝いに行かなくても良い方法を考えなさいという意味です。
「それができないのに拡大なんかできるはずはない」ということを伝えたかったのでしょう。
恐らくこれを機会にスタッフの認識も相当変わったと思われます。
だからこそ今の規模が実現できたのです。
今の事だけ考えて仕事をするなら簡単です。
でも会社の成長と将来を考えて仕事をする。
それにプラスして、今の時代は同時に自分も成長して自己の目標も達成していく。
こういう考え方をしていくことが大切です。
雑誌なんでも「今企業が求める人材」なんかをテーマによく特集されているが、結論の本質を突き詰めていけばこういう物の考え方ができる人ということになる。