安易に妥協しないということ
日経新聞の最終面に文化欄がある。
ここには「私の履歴書」というコーナーがあるが、その隣には「文化」と書かれたコーナーがある。
今日は三遊亭円楽氏のインタビュー記事が出ていた。
主に「笑点」のことについて話されているが、司会者としてメンバーが少しでも名前が売れるよう、画面に多く映るよう心掛けたこととなどを語られていて、常に周りに配慮していた円楽氏の人柄が伺える。
また、降板の理由として昨年の脳梗塞もあるが、その前からメンバーとの当意即妙のやり取りができな くなった事が大きいとのこと。
「最高のものが提供できなくなったら辞める」という相当高いプロ意識の持ち主。
そして最後には、23年も笑点の司会を務められたにも関わらずこう答えている。
「思えば一度として満足した事はなかった。いつもああ言えばよかったとの後悔の念ばかりが残る。」とのこと。
落語界の頂点にいるような方でも、やはり現状には満足していない。
やはりどの業界でもトップにたどり着けるのは、そういう志の高い人だけである。