昨日は、久しぶりの雨だった。

 

午前中、ちょうどブドウの直販所からでると、雨風強くなり、

店員さんに「風が強くなったので、気をつけて!」と言われたのに、

かぶっていた帽子が吹き飛ばされ、追いかけるのが大変だった。

まとまった雨のおかげで、今朝の水やりは、パスできてよかったウインク

 

 

 

8月15日は、父の命日だった(まる9年)

(父は昭和3年生まれ。糖尿病を患っていたが、最期はすい臓がんだった。87歳で逝った)

父は多趣味で、川魚採り、盆栽、将棋、民謡に詩吟、映画鑑賞(洋画)、

野球観戦、(パチンコ、花札)、歌謡曲、『さちこ』は父の十八番音譜だった。

(歌のうまさのDMAは、長姉が受け継いだ)

酒好きで、必要以上にしゃべらない人が、酒を呑むとご機嫌でおしゃべりになった。

8人きょうだいの長男で、高小出身なのに歴史に詳しく、

習ったわけでもないだろうに達筆だった。

老人会では、ゲートボールのリーダーシップをとり、人前で喋るのもうまかった。

時折、ふっと湧いたようなユーモアで周りを笑わせた。

こんなふうに思い返すと、いろんなことに興味を持ち、

老後も活動的で、退屈しない人生だったなと思う。

 

私は子ども時代、父と遊んだ思い出はほとんどない。三女の宿命かもしれないが、

一緒に写った写真もない。休みの日、父が家にジッといる姿が思い浮かばない。

父から指図されたこともなく、喧嘩も反抗したこともなかった。

大人になって、心の内を語りあうこともなかったのが心残りだった。

 

父をよく知る檀家の住職さん(数年前に他界)が

「お父さんは、人知れず地域のために貢献してくれたが、正しいことは正しいと一本筋が通った人でした。」と話して下さり、戒名の中に【哲】と言う字を入れてくれた。「一本筋の通った父」の姿にふれることがなかった私にとって、ありがたいことだった。

 

私が中学生のころ、父はステレオを買った。

覚えているのが、父が買ってきた映画音楽のLPレコード。

その中でも、「ロミオとジュリエット」「小さな恋のメロディ」「太陽がいっぱい」は好きで、父のいない時によく聞いていた。

父の若い頃の写真の中に、職員旅行?だろうか、関西へ行った時のものがある・・

見たことのある女優さんと二人で写っていた。父は少し離れた隣で、鼻をのばし、

まるで本物の俳優さんのようにカッコつけていた。とはいえ、

「まるで、アランドロンのようだ」と、家族もほれぼれするほどステキだったラブ

(娘の欲目だが、若い頃の父は、なかなかのハンサムだった。)

 

昨日、フランスの名優アランドロンさんが、亡くなった。

若き日のアランドロン、どこからどう見てもカッコいいラブラブ

「太陽がいっぱい」父もこの映画を観たかな・・

YouTubeからお借りしました。ありがとうございました。