先日、『ゴジラ-1.0』をテレビ録画で観ました。

タイトルに付けられた-1.0は何ぞや・・

 

 

この映画の中の最初、全長15メートルほどの恐竜のような生物「ゴジラ」が出てきます。そこまで大きくないやん・・と思いながら観ていました。それが、日本に上陸してきた時は、もっともっとでかくなってた!

戦後のビキニ環礁で行われたアメリカの核実験で、近海にいたゴジラは被曝し、体を焼き尽くされたけれど細胞内でエラーが発生。その体は体高50.1メートルまでに巨大化したというわけです。

(ビキニ環礁は、1954年にマグロ漁船第五福竜丸の乗組員が被爆した場所で、前回の日本史の勉強でちょうど出てきた所だ!びっくり

アメリカは1946年~1958年の間に、中部太平洋ビキニ環礁で、核実験を23回もやってる。そのなかでも、1954年3月1日に行われた水爆実験は大きくて、マグロ漁業をしていた静岡県の第5福竜丸の乗組員が死の灰によって、被爆をした。)

ゴジラ-1.0』は、ゴジラ生誕70周年記念作品。-1.0は、「戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落とす」という意味だそうです。戦後を生きる人々の苦悩や心情も織り交ぜながら、描かれています。

 

 

 

映画『ゴジラ』の第1作目は、1954年(昭和29年)に上映されました。

海底の洞窟に潜んでいたジュラ紀の怪獣が、度重なる水爆実験で巨大化する。東京に上陸して、建物を倒して、逃げ惑う人間を踏みつぶし、破壊の限りを尽くすというところは、時代背景は違いますが『ゴジラ-1.0』と似ていています。

同年に第五福竜丸事件が発生しました。単なる娯楽映画の粋を超えていると高く評価され、その後の日本映画界に大きな影響を与えたそうです。この映画は観客動員数961万人を記録し、まだ生々しく原爆の記憶が残っている当時の人々は、恐怖でスクリーンを見つめ、反核・反戦に対する意識も一層高まったのではと思います。

 

最後は科学の力で退治されます。今回のゴジラも同じような末路でしたが・・・真顔

 

 

 

小学校の頃は、学校の講堂で『ゴジラ』の映画が上映されました。

中でもモスラが登場した映画が心に残っています。「モスラ~ヤッ!モスラ~」と歌う音譜ザ・ピーナッツが初々しかったです。 

昔懐かしい、動画がありました。

 

映画の影響か、私は子どもの頃、山の向こうから現れたゴジラから追いかけられる夢をよく見ました。

「もし、ゴジラが現れたら、すきをぬってゴジラの後ろ側にまわればいいんだ!」と、子どもながらに思っていましたニヤリ