このところ、うちの家の周辺をトンビが飛んでいる。
唱歌でお馴染みの『とんび』の歌詞に出てくるピーヨローと
鳴く特徴的な声で、その存在がわかる。
トンビはタカ科の鳥で、タカとどう違うの?と聞かれても
比べたわけではないので、わからないが
見た目、トンビの方が大きいそうだ。
『とんびが鷹を産む』という諺があるように、トンビはタカより格下のようだ。
鷹は生きた動物を狩って食べるので、強い目と能力を持っている
トンビは一般的に憶病で、雑食性でゴミでも死肉でもエサにするから、
カラスの餌と似ている。
以前、2羽のカラスに追いかけられているトンビを見たが、
トンビはカラスより弱いのを、私は知っている
とはいえ、トンビも目が非常によく、人の7倍ほどの視力があり、
人の見えていない範囲から食べ物を狙うことがあるそうだ。
非常に動きが早いため、動きを捉えるのは難しい。
ずっと、写真にその姿を収めたいと思っていたが、すぐ離れて、
見失ってしまうので、撮れるものではない。
ところが、数日前、散歩の帰りに、『ピーヨロー』の声が聞こえた。
近くにいるのかなと思ったら、前方の電信柱の上に止まっているではないか。
カメラのズームで確認できた。少しずつ近づきながら、シャッターを押す。
姿がだんだん見えてきた。
ほら、これはトンビでしょう。つかの間の喜び、すぐ飛んで行ってしまった。
次の日の昨朝、神社にお参りした後も、トンビに出会った。
全長60cmほど、その羽を広げると150~160cmにもなるらしいが
望遠では、その大きさまでわからない。
もう一羽いる!
トンビは2月ごろに木の上に巣を作り始め、4月~5月に卵を産むらしい。
一ヶ月以上かかるので、今はちょうど雛にエサを運んでいる最中かもしれない。
この下方に、もう一羽とまったので、巣があるのかな。
そういえば『とんび』という日本ドラマ(映画)もあったな。
原作は私の好きな重松清で、親子の絆を描いた物語。
父親を内野聖陽、息子役は佐藤健、不慮の事故で亡くなる母親を常盤貴子、
詳しい内容は忘れたが、主人公家族はもちろん周りの人々も温かく、
人情味あふれるドラマだったと思う。
ドラマには、トンビも出演していた。
海辺でピーヨローと鳴きながら周回するシーン。
もう一度観てみたいドラマだ。
早朝、庭で草取り中、虫をくわえた小鳥、みっけ!
私がカメラを取りに行っている間も、
仲間を待っているのか、ジッとして留まっていたよ。
川べり散歩中、ソロっと、盗み撮り!
田んぼにそろそろ水が入りだした。もうすぐ、田植えが始まるね。
農家の方々は忙しそう、お疲れ様です