5/22帯広と言えば、一番は『幸福駅』
1973年NHKの『新日本紀行』という番組で、「幸福への旅 〜帯広〜」として紹介され、
駅の知名度がアップしたそうだ。北海道博物館で、この土地名の由来を知った。
アイヌ語名「サッナイ」に「幸震」と当て字し村名としていたが、福井県人の入植が多かった土地で
あることや将来の幸福を願う意味もあって、「幸福」の地名が生まれたとされている。
幸福駅は、1987年(昭和62年)に広尾線の廃線に伴い廃止された。
幸福の名前のついた駅があるだけなら、特に行かなくてもいいかなと思っていたが、
実際行ってみると、やっぱり行ってよかった・・
ちょうどお昼時で、持って行ったおにぎり🍙を、青い空の下、駅のベンチに座って、
2個ずつ食べた。鳴き始めたという春ゼミの声を聞きながら、
美味しいおにぎりをほおばり、笑顔でいられるこの幸せ
幸せの絶頂なら、後は落ちるだけか?‥いやいや幸せは延長線上にあるよ・・
いや、幸せの高低があるからこそ、ささやかなことも一層幸せと感じられるんだ・
幸福駅は、幸せについて語り合う場所になった。
「六花亭」が運営する、『六花の森』へ
2007年9月にオープンした「六花の森」は、北海道に拠点を置く「六花亭」が運営するガーデン。
「六花の森」ができたのは、「六花亭」の「花柄包装紙」からである。
坂本直行画伯が描いた十勝六花などの花々を現実に咲かせたいという想いから、ガーデンが開かれた。
坂本直行(明治39年~昭和57年)は、雄大な「日高山脈」に魅せられ、
とりつかれたように北海道の山々に登り、日高の山々が見渡せる原野を開墾し、
壮絶な自然と戦いながら絵筆をとり続けた農民画家。坂本龍馬の一族の末裔でもある。
六花の森には季節を通して野趣あふれる花々が群生し、素晴らしいバランスで保たれている。
敷地が約10万㎡で、大人の足で歩くと2時間近くかかるらしい。
5月中旬には、数万株のオオバノエンレイソウが咲き乱れるそうだ。
稚児百合 仙台萩
クロユリ
👆 二輪草
園内の柏林では、無料のコーヒーと六花亭のビスケットを提供してくれ、
ホッと、一息つくことができた。
👆 スズラン
水芭蕉
野山を歩きながら、山野草が咲く景色に出合ったような感じだった。
日ごろ、目にしない珍しい花に胸が躍り、私は写真を撮りまくった
北海道ホテル森のリゾートで一泊
Kご夫婦が、おすすめのホテルを予約してくれた。Kご夫婦は、
Hさんのすし屋の常連さんで、よいご縁で、昨年一緒に九州旅行した仲。
帯広駅から車で約5分。緑豊かな森に囲まれたホテル。
植物性モール温泉、十勝・帯広のおいしい朝食を楽しめた。
ホテルの庭にもクロユリが満開、帯広の市花だそうだ。くろゆり~は恋の花
5/23庭が一望できる席で、豪勢な朝食をいただいて大満足
六花亭本店のカフェで、コーヒー『サクサクパイ』・『バターサンド』をいただく
5/23紫竹(しちく)ガーデンへ
十勝平野に広がる広大なお花畑。紫竹昭葉さんの「子供の頃に遊んだあの野原の花たちを
よみがえらせたい」という思いからはじまった。1989年63歳の時に農地を買ってコツコツと
ガーデニングを始め、18,000坪に約2,500種にも及ぶ花々が咲き誇る、美しい庭へと成長し、
年間10万人以上の観光客が訪れる人気スポットになる。昭葉さんは2021年94歳で亡くなった。
Hご夫婦の記念撮影
白樺並木を通って、十勝牧場展望台へ
足の短い、よく太ったお馬さんたち
はるか向こうに、大雪山系が見える
ナイタイ高原牧場のナイタイテラスへ。
ナイタイテラスで、雄大な景色を見ながら昼食。
ここで食べた鮭フライバーガーは美味しかった!
二日間の帯広観光はこれでおしまい。もと来た高速で、Hご夫婦の自宅へと戻った。
24日は、早朝市場に行き、寿司修業の一日。次回へと続く。