義父母が眠っている霊園にお墓参りに行ってきた
家から40分余りの場所で、美しい緑の高原にあり、由布山や鶴見山を眺め、
緩やかな傾斜地に位置している。 行くたびに心が和む、気持ちのよい場所である。
【ネットからお借りしました】
いつものように供え花をしていると、墓石の周りに、何かの足跡のような穴が
いくつもあるのが気になった。
周りのお墓をみてみると、同じような穴がある。
「これ、何かな~」
つれあいと話していると、向こう側でお参りしていた50代くらいの男性が、
「それは、鹿の足跡ですよ。花を食べに来ているんですよ。」と、言う。
「え~」
出没する鹿やイノシシの存在は知っているが、霊園の花を食べに来ているとは
気づかなかった。
「お花を供えた次の日に来てみると、花だけ食べられていました。お参りの多い
土、日はかき入れ時のようです。」
どうやら、この人はうわさ話を聞いて、連日来てみたようだ。
「こんなふうに・・」と言って、花だけ食べられた、茎と葉っぱだけの菊を
見せてくれた。
どうやら、鹿は菊の花が大好物のようだ。
今日から彼岸入り、1週間は連夜、食べ放題で賑わうことだろう。
義父母はお墓の中で、一部始終見ているのだろう。
私たちが行ったのは午後からで、きれいなお花が見られるのはほんの少しの間。
でもきっと、義父母たちは、
「よく来てくれたね。鹿たちにお花のお裾分けしてあげてるよ~」とか
何とか言って、笑っていることだろう・・と思うのである。
(ネットで調べてみたら、他の霊園でも同じような鹿の被害が起こっているようです。)