マチルダは小さな大天才 ロアルド・ダール



『我は、おばさん』の中にはたくさんの本が出てきたけれど、その中で読みたいと思ったのがこのロアルド・ダールの本。

4歳の女の子マチルダは本が大好き。父親は中古車を偽装して高く売る悪徳業者。母親はコテコテに化粧し昼間は賭け事、晩御飯はTVディナー。両親とも本とは縁遠く知的な部分はない。マチルダは図書館にある子供の本は全て読み、大人の本へと進んでいく。

ーここで紹介される本、ダールのきっとおすすめの本なのでしょう。読まないと!ー

マチルダは頭の回転も良く、父親に本を破られたあとは友達にオウムを借りてきて、夜中に幽霊がいると思わせたりとその反撃に出る。マチルダのできる頭脳は家ではうっとうしがられ、5歳になって通い出した学校では校長にひねくれ者とおさえ込まれる。理解してくれるのは担任のミス・ハニーだけ。そのハニーが善きおばさんとしてマチルダの能力を認め、飛び級の進言(校長に阻止される)したあとも上級生の勉強をできるようにしたりしてくれる。最終的にはマチルダを救い出し、そしてマチルダもこのミス・ハニーをある能力を使って救う!


痛快!って感じ。

ダールらしい楽しさ、いやらしい大人をやりこめるところを盛り込みながら、読書の大切なこと、教育に対する考えなどが書かれています。


この本の中でマチルダに勧められた本 この前に『大いなる遺産』ディケンズ があります。