皆様の施設で使用されている『軟膏・クリーム』について勉強していきます。



なぜ軟膏やクリームなのかというと、症状によって様々な使用方法があり、利用者様によって使い分けることが必要だからです。



実際に現場では、「単純に指示されているから塗っている」事があると思います。



それでは利用者様の症状が改善傾向にあるのに、塗っている事で逆に悪化するケースがあるのです。



介護士は、利用者様の日々の状態をしっかりと観察・把握することが大切です。



また、単純に塗布するだけでなく、「なぜ使用するのか?」「症状が良くなってきているから報告し看護師からの指示を仰いでもらおう」という意明確に他職種へと伝える識を持ち、 ことが出来るようになります。



そのことで、利用者様の安全が少しでも早く確保が出来ます。



今のことを考えて介助にあたることが重要になってきます。



そこでまず始めに、高齢者向けの軟膏・クリームの効能や効果その副作用に関して紹介します。




〈高齢者向けの主成分・効果・効能・副作用〉


介護をやさしく学ぶ 快護ライフブログ-軟膏一覧


様々な特徴があることがお分かりになったでしょうか?



その中で副作用の項目があります。



軽い症状が殆どですが、重い症状や病気もあります。



副作用の初期症状を知っていれば、悪化する前に他職種と連携が取れ、未然に防げるはずです。



しかし、現場では利用者様の皮膚症状に疑問を持たないで、悪化した時に気付くことがあります。



あるいは、気付かない場合もあるかもしれません。



介護者は、その重い症状や病気を未然に防ぐ為には、どのような初期症状に要点をおいて気付くことができるのでしょうか?



〈未然に防ぐためには?〉


介護者利用者様が良く使用するゲーベンクリーム1%の重い副作用の初期症状を参考にして紹介します。



重い血液成分の異常:発熱、喉の痛み、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や歯肉出血などの出血


腎臓の重い症状:尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛腰痛etc...


皮膚壊死:皮膚の痛み、発赤、点状の皮内出血



ここから、利用者様のボディチェックの重要性と飲み薬だけでなく軟膏やクリームにも着目しつつ、介助にあたることが大事になります。



皆様いかがでしたか?介護者は、利用者様に塗布する軟膏・クリームをきちんと把握しておくことで他職種との連携がスムーズになり、なにより、利用者様の「安全の確保」に繋がります。



現場で働く際は、利用者様に塗布している軟膏やクリームを把握して状態の観察をして見て下さい。



さらに、レベルアップした介護士になりましょう!!!!



本格的に寒い時期になってきました。


皆様、体調を崩さないでくださいね。



他にも色々な塗り薬などがありますので、皆様でも調べてみてください。
参考文献:お薬110番 病院の薬がわかるホームページ http://www.jah.ne.jp/~kako/





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こころとからだのしくみ、入浴の効果、入浴の作用、お湯がからだに与える影響、簡単ではありますがご紹介させていただきたいとお思います。



 <入浴、清潔保持に関連したこころとからだの基礎知識>・・・清潔保持の生理的意味
①入浴や清拭は、心身機能を高めるとともに身体を清潔に保ち、爽快感や満足などを得ることができる。
②からだを清潔にするのは人間の基本的欲求の1つである。入浴の効果には以下のものがある
③人間は外気温や体温の変化に対応して恒常性お保ち生活している。抹消の温度受容器は皮膚に、中枢の温度受容器は脳にある。皮膚はさまざまな感覚(触覚、圧覚、痛覚、温覚、冷覚)を受容し、脳に伝え、外部刺激から身を守り、内部環境を維持する役割を担う。皮膚はからだの表面をおおい外界と接しているため汚れやすい。



 <清潔保持に関連したこころとからだのしくみ>
①お湯の温度が中温(38~41℃)の場合は、副交感神経の働きが促進され、心臓の拍動は低下し、血圧も低下する。筋肉も弛緩するので、ゆったりとできリラックスする。

 *副交感神経:内臓の働きを高め、からだを休ませる方向に向かわせる神経


②清潔にすることにより、さっぱりとした爽快感をもつことができる。心肺に負担をかけられない場合は、首までお湯に入らずに半身浴やシャワー、清拭など、他の方法を考慮する。
 
<機能の低下・障害が及ぼす入浴、清潔保持への影響>
①入浴の際は、からだを保護するものがなく、血流も豊富になるので、大事故につながる転倒は回避しなければならない。
②麻痺がある場合は、麻痺側の感覚や機能が健側とは異なる。半側に麻痺のある場合は、空間の失認を伴うことがある。また、装具を用いて歩いている人は浴室内では外すので、歩行能力を把握し適切な移動手段を選択する。麻痺側の冷感を訴え、長湯を希望する人が多いが、本人の意向、顔色、時間、受け応え時の様子など総合的に判断して、浴槽に入っている時間を決める。個人差があるが、5~10分程度を目安にする。
③入浴中に脳出血などが起こりやすいのは、部屋間の温度差や湯温による温度刺激など、循環器に及ぼす負担が大きいためである。このように急激な温度の変化が、からだに及ぼす影響のことをヒートショックという。血管が肥厚したり、弾力を失うなどの血管壁の変化や高血圧の疾患がある場合は、血圧が急激に変動する状態を避けなければならない。
④入浴ではお湯に入ると血圧が上昇し、やがて温熱効果で血圧は下降する。これらの温度変化は血管を著しく伸縮させるとともに、血圧や脈拍を大きく変動させる。これにより、脳梗塞や、脳出血を引き起こし深刻な事故につながることがある。
⑤家庭内の不慮の事故死の原因は、浴槽内での溺死溺水が多い。事故死に分類されていない脳出血や心不全などの病気や熱傷に分類された人まで含むと、年間1万2000人以上の高齢者が風呂場で亡くなっている計算になる。部屋間の温度差、浴室のお湯の温度に十分な注意が必要である。
⑥心臓や呼吸器に障害がある場合は、温度変化以外に水圧による影響を受ける。交感神経を刺激する熱い湯温を避け、水圧による負担を避けた半身浴やシャワー浴など、からだへの負担が少なく清潔にできる方法を選択する。


 *交感神経:からだを活動・緊張・攻撃などの方向に向かわせる神経で、手に汗を握ったようなときに、より働いている神経


入浴場では当たり前ですが生活者様は裸でいるので最新の注意を払い、安全第一を考え介助していただきたいと思います。最後に、現場で働かれている方に少しでもお役に立てればと思います。




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今日のせんとなび

よくわかる!介護施設のお仕事は


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≪服薬時間≫  薬を飲むときは 、定められた「量」や「時間」を正しく守らなければなりません。


薬を飲む時間は、薬の性質や効き目を考えて決められていて、大切な意味があります。


・食前…食事の30分~1時間前に服用します。

胃に害が少なく食前の方が吸収が良い場合です。


・食直前…食事のすぐ前に服薬します。


・食直後…食事のすぐ後に服薬します。


・食後…食後30分以内に服用と考えて下さい。

食後服用の薬は「飲み忘れ」を防ぐ為といった意味も一般的に存在しますが、実際は、胃の中に食べたものがたまっていて、薬が胃の粘膜を強く刺激しないようにするためです。


・食間…食事と食事の間(食後2時間後がめやす)のことです。

胃の中にほとんど何も入っていない状態で胃の壁に直接作用させたい薬の場合などです。

一般的には食間のほうが薬は早く良く効きます。


・就前…就寝のおよそ30分前に服薬します。


・頓服…痛みがある時等必要な時に服薬します。


・定時…抗生物質など確実に薬の効力が持続してほしい場合に定時で服用します。



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≪服薬方法≫ 錠剤やカプセル薬が処方されている方も多いと思いますが、それらがうまく飲めない方もいると思います。


錠剤・カプセル剤の中には特別な加工が施されているものがあり、錠剤を砕く、又はカプセルをはずして服用することで、薬の効果が強くなったり、弱くなったりするものがあります。


錠剤・カプセル剤が服用できない場合は、職員の判断で砕いたりせずに、看護師・往診医等に相談する必要があります。


毎日服薬介助に携わったり服薬の場に居合わせたりする中で、「薬」について意識することはあると思います。


その中でも薬の飲み方という視点から考えてみましたがいかがだったでしょうか?

食事をして、服薬をする、という流れがある中でなかなか「どうして今飲むのか。」「どうして水で飲むのか」等、意識する場面は少ないと思います。


日常の何気なく行っていること1つ1つにこのように意味があり、意識をすることでより利用者様を理解することに役立てればと考えています。


それではみなさん今日も元気で笑顔でお仕事頑張りましょう!最後まで読んでいただきありがとうございました。


くすりのはなし 中外製薬 http://chugai-pharm.info/hc/ss/medicine/use/use002.html ジャパン・フォーラム 大切な服用時間 http://homepage2.nifty.com/japan-forum/kusuri_02.html 滝川市立病院 http://www.med.takikawa.hokkaido.jp/html/index.html