辻惟雄さんの著書。最近読み終えた。
面白い。
帯にある村上隆さんのことばのように、
「何度読んでも新鮮」なのだろう。
読んでいて、興奮してくる、
ワクワクしてくるのだ。
本を読んでいて、「ほーっ」と
感心することはあっても、
興奮を感じることはそんなにない。
最近その興奮があったのは、
司馬遼太郎「関ヶ原」
(特に新潮文庫の上巻)だ。
さて、「奇想の系譜」であるが、
岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、
曾我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳
の6人が登場する。
中には見たことのある作品が出てきたり、
読んでいても、同感する部分があったりで
嬉しくなる。
「そうそう、オレもそう思っていた」という点だ。
もちろん、知らない話がほとんどであるが。
また、最期にあるあとがき、
服部幸雄さんの解説も興味深い。
本文の内容であまり触れられていない、
「奇想」とは何なのか、
先の6人は「奇」なのか、
奇想に対する「主流」は何なのか、
である。
さて、この次は、同じく辻さんの書かれた
「奇想の図譜」である。