今日は野間記念館(川合玉堂とその門下)、
日本橋高島屋(田村能里子展)、
永井画廊(千住博展)へ。
(1)野間記念館
見るべきは2作品。それは、
・川合玉堂:渓村秋晴
・児玉希望:四幅対
春、精進湖
夏、華厳
秋、那智
冬、十和田
玉堂の作品は以前に見たこともあり、
印象の強い作品。
そもそもこのような構図が好きなのだ。
珍しく、この絵の説明文で覚えている箇所がある。
次のような内容だ。
近景の岩は狩野派、全体は円山派、
遠近感は西洋画に影響を受けている。
日本画の伝統を残しつつ、
西洋画の影響も受けている。
昨日も書いたが、画面全体に緊張感が
みなぎっている。
鵜飼を描いた作品などでは、
軽いタッチの部分もあるが、
この作品では、軽いタッチは見られない。
遠景は確かに淡い色であるが、
しっかり描いている。
このような作品が玉堂では好きだ。
児玉希望の作品もいい。
希望に関して、詳しいことは分からないが、
日本画、洋画(油彩、水彩両方ある?)を
残している。日本画の中でも、
従来の日本画の要素・線と
色の塗り方などは、
洋画の影響が見られる作品がある。
一見しても日本画なのか、
そうでないのか分からない作品もある。
どちらでも構わないのだが。
今回の作品も、日本画の線、
洋画の塗り方が絶妙にミックスされている。
好きな作品だ。
(2)日本橋高島屋(田村能里子展)
あまりよく見ていないのであるが、
田村さんの作品はアジア
(中国、西アジア、中近東あたり?)の
作品が思い浮かぶ。
「タムラレッド」と呼ばれているらしいが、
赤系統の色が確かに印象に残る。
東山ブルー、平山ブルー、千住ブルーとは聞くが、
「~レッド」ははじめて聞く。
そして今日は田村さん本人も来られていた。
見に来ていた人は、
あまり気づかなかったのだろうか?
入り口付近に主催者や
田村さんからの挨拶文があるが、
それを一生懸命読んでいる。
田村さんも読んでいる。
面白い光景だ。
さすがにオレも話しかけることはできなかったが、
田村さんの知人も来られていたのか
その人と話をしていた。
今回のメイン作品は天龍寺の襖絵であるが、
この赤系統の襖絵が納まったときに、
どのような感じにあるのだろう。
(3)永井画廊
今日は永井さんとお話ができた。
千住さんに関しての話で、
なかなか興味深い話もあった。
が、帰りの電車で少々考えた。
あれでよかったのか?
話をして下さっているのは、
「開運! なんでも鑑定団」に出ている永井さんである。
オレは番組も見ているし、
その永井さんの画廊であることは
もちろん知っている。
でも全く、鑑定団の話はしていない。
鑑定する永井さんは
かなり苦労されているはずだ。
収録前に鑑定する作品を
見ることはないにしても、
事前に誰の作品を鑑定するのかは
知らされているはずだ。
真偽のポイント、そして真筆だった場合の
金額の相場など、きっちり把握していなければならない。
その程度のことは容易に想像がつく。
だから、そのような話はしなくても良かったのか、
少々疑問だ。
せめて、鑑定団見てますよ、
くらいのことは言って、
苦労をねぎらってもよかったのではないか?
それとも一切触れないほうが、
永井さんにとっては良かったのか?