昨日の続きで今日は
すごいと感じたものを揚げる。
「源氏物語1000年」を見ていて、
その共通点が何となく分かった。
もちろん、好き嫌いもあるので、
必ずしもそうではないと思う。
その共通点は、画面全体(余白も含めて)、
全てに気持ちが入っている。
ところが、そう感じないものもある。
あくまでも、「感じ」なのだが、
線が甘かったり、気が入っていない
ように思ったりする作品もある。
そんな時、「いいんだけど、
なんか違うんだよな」と感じる。
そういう感じを受けない近代の日本画家は、
今のところ、
観山、春草、松園、御舟だ。
いつかも書いたかもしれないが、
この4人には変な作品、
「どうしたの?」と思う作品が少ない。
今回見た作品の中では、
・観山 「女三之宮」(横浜美術館・源氏物語の1000年)
・観山 「弱法師」(横浜美術館・平常展)
・松園 「灯」(出光美術館)
・松園 「焔(大下図)」(横浜美術館・源氏物語の1000年)
・木村武山 「堀河の静」(横浜美術館・平常展)
観山に関しては、特に何もない。
とにかくじっくり見よう。
ちなみに「弱法師」。
屏風(東博)が好評につき、
描かれたものだそうだ。
淡く描かれた木がいい。
微妙さがいい。
松園の作品では「焔」の
大下図にも凄さを感じる。
大下図なので、本画の一歩手前であり、
完成度がかなり高い。
でも下図は下図。それでも凄みを感じる。
そして、武山だ。
「キターーーーー!!」か
「来たーっ!」か、どっちか知らないが、
そういう気分だ。待望の武山だ。
やはり、観山、春草に重なる部分がある。
丁寧でスキがない。
多分、これらの作品は
画家がスタイルを確立し、
心身ともに充実した状態で
描かれた作品だろう。
本当に感心する。