今年の一作品 | 事実追求 真実探求

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ちょっと立ち止まって、考えてみよう

あるいはベスト展覧会がまだない。
その点、去年はものすごかった。
去年は3点ある。



(1)横山大観 「夜桜」(大倉集古館にて)
(2)伊藤若冲 「釈迦三尊像」と「動植綵絵」
       (相国寺承天閣美術館)
(3)狩野永徳 「花鳥図襖(大徳寺 聚光院)」
       (京博 狩野永徳)


すべて、息を呑むものすごさだ。




大観の「夜桜」は今年も2回見ているが、
去年見たときの感動には全く及ばない。
ファーストインプレッションの力だ。





若冲の「動植綵絵」は、
辻惟雄さんが「絵にしか描けない美しさ」と
表現されたが、その通り。

若冲の想像力、画力、
そして絵の具の美しさ。

これら全三十三作品が一同に
見られたのだから、
ラッキーなこと、この上ない。




永徳の花鳥図襖も、
これ以前に2回見ている。
一回は東博、もう一回は、
おととしに大徳寺 聚光院で見た。


このときが聚光院での最後の公開。
以降、これ以上傷まないように、京博に移され、
聚光院には、高精細コピーされたものがあるはずだ。



過去に見たときは、
まだ未熟(見方が甘い)で
十分に分からなかったことと、
物理的に少々遠く、
見にくかったことがあり、
もうひとつだった。



去年、京博で見た時は、
たっぷり見て、魅力を感じた。
今のところ、見たことのある絵の中で、
一番好きな作品といえるだろう。




と、去年はラッキーが続きすぎた。
今年は、何点か見た下村観山の作品が
ベストなのだろうが、
去年と比べてしまうので、
もうひとつ、ふたつ足りないのだ。



横山大観(新美)、東山魁夷(近美)では
もの足りなくなっている
(もちろん展示の方法もあるが)。
恐るべき贅沢さだ。



東博の「対決 巨匠たちの日本美術」に、
やや期待しよう。