この年頃になると、なにかしら婦人科の病気で検査をしている人も多く、皆口を揃えて《セカンドオピニオン》を受けることを勧めてくれた。
私が行っている病院は、近所では比較的大きな総合病院だったが、その時は《外科》に通っていた。検査をした経験がある友人曰く、《乳腺外科》という専門の科があり、そこへ行ってみることを何人かに勧められた。
切除しなくていい方法があるならそれに越したことはない。
より精密な検査をして、検査結果が変わらないだろうかとも淡い期待を抱いた。
たまたま叔母に大学病院の先生で知り合いがいたので、乳癌で評判があるという大学病院を紹介してもらった。
一方で、現在通っている病院にはどのように切り出そうか、若干悩みドコロでもあった。
そんなとき、タイムリーにも『今の病院で手術をするか、セカンドオピニオンを受けて、大学病院に行くかはご本人で決めてください』 というお話が
![ひらめき電球](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
もちろん、先生に不満はないし、親身に考えてくれたからこそ、患者目線にたったこのような提案をしてくれて、むしろ良い病院だったのではないかと個人的には思う。
しかし、専門性には、限界があるのでは…?と薄々感じていて、最初に訪れてからここまで確定するまでに実際2ヶ月以上もかかっていた。
このペースにはやや不安があり、自分の人生や体の事、 もはや情だけでは決められない、と吹っ切り、病院を変えることに決めた。
紹介状を発行してもらい、同時に大学病院の予約も取ってもらった。