鎌倉時代前期
京都府相楽郡笠置町笠置 笠置寺東山墓地解脱上人墓地
花崗岩製
塔高;164センチ
笠置寺境内から山道の参道を通り、1つ谷を隔てた東山の墓地にある。弥勒菩薩大磨崖仏を遠望する谷側に、高さ約40センチの切石で囲んだ八角形の基壇を作り、その中央に安置されている。
地輪は、関西の花崗岩製五輪塔のものとしては背を低くする。水輪は、少し角張り、火輪の軒は穏やかに反る。風輪は深鉢形に、空輪はそれより少し径を小さくした形の良い宝珠形にする。梵字は、4面とも五輪塔五大種子の内、発心門のa、va、ra、ha、khaを、大きく太い字で刷毛書き薬研彫りする。古風な雰囲気を持ち、おおらかで重量感のある塔形を示す。
この五輪塔は、建保元年(1213)に入寂した解脱上人と俗称された解脱房貞慶の廟塔で、その頃の造立と考えられる。
参考文献;『日本石造美術辞典』(川勝政太郎著 東京堂出版 S.53.08.10)
『石仏柳生街道』(太田古朴著 綜芸舎 S.43.09.20.)



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