1319.02.07 文保三年二月廿七日
大分県国東市国東町大字川原 上ノ台
安山岩製
塔高;182.0センチ
碑面基部幅;67.5 基部幅;71.0 身部厚;30.0
身部上部碑面幅;64.5 身部上部幅;69.0 身部上部厚;27.5
額部下部碑面幅;63.5 額部上部碑面幅;59.0 額部高;22.0
碑伝型板碑で、下部は土中埋め込み式。碑面は、幅を広めにして、全体に少し右に弓なりの形状に加工する。身部の下部に膝を出し、上部に額を作る。上の2重の切込みは、浅く控えめで、上部の山形は、起りを付けて頂部へつなぎ、低く造り出す。膝、碑面、額、2段の切込みともに、横断面は、正面中央部をわずかに高くした曲面状に加工する。全面、両側面を整形し、背面は、中央部が張り出した形状に粗削りする。また、碑面幅より、両側面の奥幅を大きく取っている。
梵字「マン」は、身部の上半分一杯を使い、大きく書く。幅広の刷毛書で通常の薬研彫のV字状ではなく、丸底彫にする。刷毛の重なるところは、細い稜線を残し、空点には、小さな四角に4区分する稜線を彫り残す。力強く端正な書体で、丸底の彫り込みは丁寧に仕上げている。
梵字の下部に銘がある。
「右為悲母尼相當第」 *2字目、3字目「為」「悲」は上半分が傷んで字画が明瞭を欠く。
「三廻之忌辰造立如件」
「文保三年 二月 廿七日」
「大願主孝子敬白」
刻字は、1行目、3行目、4行目は上部の文字を大きく、下部は小さくする。文字間は、隙間なく重ね、膝上一杯までに彫っている。
1975.08.11.調査
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