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1569.07.11  永禄十二年巳巳夷則十一日 施主敬白


宮崎県西都市大字三財字岩崎 下三財神社境内


安山岩製





塔高;約362.0センチ


基壇はセメント製の後補。


基礎径;約118.5 側面高;20.5 上部造り出し径;91.5 上部造り出し正面幅;45.5


上部造り出し高;5.5 基礎高;26.0


竿径;63.5 竿下部正面幅;34.0 竿上部正面幅;33.5 竿高;155.0


中台から上は大きすぎて各部の径等、計測できなかった。


中台高;24.5


龕部正面幅;36.0 龕部高;49.0


笠軒正面幅;64.0 笠から宝珠頂部まで高;約107.0





 基礎は円形で、上部に一段、六角の造り出しがある。基礎下部はセメント製基壇に埋め込まれていて、計測できない。


 竿は六角柱。正面と背面に銘があり、他4面には各3字ずつの梵字を大きく刷毛書き薬研彫りしている。六地蔵と六観音の種子と考えられる。正面両となりが六地蔵種子、背面両となりが六観音種子と思われる。六地蔵種子については、力石の本天文十七年銘六地蔵塔と同じ組み合わせなので、六地蔵の種子と確認できる。六観音種子の内、梵字「カ」が加えられているのが珍しい。(*『梵字講和』(川勝政太郎著 河原書房)P.91に日向岩崎社永禄十二石幢の六地蔵、六観音として紹介されているが、その内「サン」とされているところは空点がなく「サ」であり、六地蔵、六観音の種子の配置は現物のものと異なっている。)


 中台は円形。幅に対して背を低く浅鉢状にして、側面に蓮脈入りの大きな八葉の単弁に間弁を付ける。


龕部は六角。各面、薄い輪郭を巻き、線刻蓮台上に大きく薄い輪郭を付けた舟形光背型龕を深く彫り込み、印相、持物を変えた地蔵立像を厚肉彫にする。


 印相、持物は、


「右手蓮華、左手数珠」


「右手錫杖、左手数珠」


「右手撥、左手団扇太鼓」


「鈸子(ハツシ)」


「右手錫杖、左手宝珠」


「合掌」。


 笠は、基礎や中台よりも大きく造り、屋根は、照り起りで、軒近くで反転する。笠上辺から軒端まで綾線を造り、棟の中ごろまで、隅飾文様を薄く彫り出し飾っている。軒は、平行で、両端近くで軽く反る。軒裏には二重垂木を彫り出している。笠背面は、大きく欠いている。


 露盤は背を高くして、輪郭を巻き、雲形の格狭間を輪郭付きで彫る。その上に更に1段の四角を造り露盤と同様の格狭間を入れる。形からは、2重露盤に見える。


 請花は、側面に蓮脈入りの八葉単弁を彫り、間弁を付ける。その上に整った宝珠を載せる。


 銘は、竿の正、背面にある。


(正面銘)


  「奉為前日州大守桂圓法光速證大覺位」(線刻蓮台)


(背面銘)


  「永禄十二年巳巳夷則十一日施主敬白」









1976.08.15調査





参考文献;『日向の金石文』


     『梵字講和』(川勝政太郎著 河原書房)





この項未稿













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