









平安時代末期~鎌倉時代初期
大分県国東市国見町千灯 千灯寺 旧千灯寺奥ノ院
砂岩製
元は、千灯寺奥ノ院の岩屋に有ったのが、盗難にあい、戻ってからは本坊に保管されている。 元あった基礎は、盗難時に破損して一部が残り、現在の基礎は後補。元の部品は、基礎の一部、塔身、追納孔蓋、笠の4石が残る。
大分県国東市国見町千灯 千灯寺 旧千灯寺奥ノ院
砂岩製
元は、千灯寺奥ノ院の岩屋に有ったのが、盗難にあい、戻ってからは本坊に保管されている。 元あった基礎は、盗難時に破損して一部が残り、現在の基礎は後補。元の部品は、基礎の一部、塔身、追納孔蓋、笠の4石が残る。
塔高;59.5センチ(後補の基礎高含む。)
塔身軸部下部径;21.0 塔身軸部上部最大径;30.0 塔身軸部高;33.0
追納孔蓋下部幅;5.5 追納孔蓋上部幅;6.5 追納孔蓋高;25.5
追納孔蓋厚;4.0
首部上部最大径;20.0 首部下部高;2.5 枘高;1.5 枘上部径18.0
塔身奉籠孔上部径;12.5 塔身奉籠孔軸部上部径;10.5
塔身奉籠孔深;30.0
笠軒幅;39.0 笠軒中央厚;2.5 笠軒端厚;3.0 笠上部幅;11.0
笠高;12.7
笠上造り出し露盤下部幅;11.0 路盤高;2.3 笠裏枘穴径;21.0
笠裏枘穴上部径;19.5 笠裏大入枘穴深;1.5
露盤枘穴幅;4.0 露盤枘穴深;6.5
塔身軸部下部径;21.0 塔身軸部上部最大径;30.0 塔身軸部高;33.0
追納孔蓋下部幅;5.5 追納孔蓋上部幅;6.5 追納孔蓋高;25.5
追納孔蓋厚;4.0
首部上部最大径;20.0 首部下部高;2.5 枘高;1.5 枘上部径18.0
塔身奉籠孔上部径;12.5 塔身奉籠孔軸部上部径;10.5
塔身奉籠孔深;30.0
笠軒幅;39.0 笠軒中央厚;2.5 笠軒端厚;3.0 笠上部幅;11.0
笠高;12.7
笠上造り出し露盤下部幅;11.0 路盤高;2.3 笠裏枘穴径;21.0
笠裏枘穴上部径;19.5 笠裏大入枘穴深;1.5
露盤枘穴幅;4.0 露盤枘穴深;6.5
基礎は、一部を残す。幅は、不明。後補の基礎の軸部を請ける大入枘の形は似ており、この基礎残欠を手本に、後補の基礎が作られたものと思われる。
基礎を除く塔の高さは、50.5センチ。
塔身は、上に首部を造り出す。軸部上部の肩を丸く加工し、上部に最大径を取り、わずかな曲線で下すぼまりに下辺へつなぎ、縦長の壺形にする。宝塔の壺型軸部は14世紀初頭頃、鎌倉時代後期ころから流行するが、背が低く、寸が詰まっており、千灯寺塔の側線が直線的で縦長の壺型は、古風を示している。ただ、壺形になっている分、筒型か、下すぼまりでもなお筒型に近い形をした平安時代後期の宝塔軸部からは、若干時代が降っていると思われ、鎌倉時代初期頃のものと考えられる。
塔身に、上部から円筒形の大きな奉籠孔が深く彫り込まれている。軸部には、奉籠孔の底部に合わせて追納孔が短冊形に彫り込まれ、塔身内部の奉籠孔へ貫通させている。追納孔には、形を合わせた、蓋をはめている。
首部は、軸部から高さ2.5センチの所を少し外へ出張らせ、その上の枘部と区分している。枘部は、高さ1.5センチで、上辺は、出張りから少しすぼめて、笠裏の枘穴の彫り込みに合わせている。
笠は背が低く、軒厚は薄く、直線を作らず緩やかな真反りにして、軒幅は左右に十分に伸び、両端で緩やかに反らせている。笠上端は、幅を小さくしているので、隅降り棟は長く、直線的だが微妙な曲線で伸び、軒先につなぐ。
笠上に、笠に合わせたような低めの露盤を造り出す。露盤上面から四角枘穴が彫り込まれている。
相輪、或いは請花、宝珠は欠失。
基礎を除く塔の高さは、50.5センチ。
塔身は、上に首部を造り出す。軸部上部の肩を丸く加工し、上部に最大径を取り、わずかな曲線で下すぼまりに下辺へつなぎ、縦長の壺形にする。宝塔の壺型軸部は14世紀初頭頃、鎌倉時代後期ころから流行するが、背が低く、寸が詰まっており、千灯寺塔の側線が直線的で縦長の壺型は、古風を示している。ただ、壺形になっている分、筒型か、下すぼまりでもなお筒型に近い形をした平安時代後期の宝塔軸部からは、若干時代が降っていると思われ、鎌倉時代初期頃のものと考えられる。
塔身に、上部から円筒形の大きな奉籠孔が深く彫り込まれている。軸部には、奉籠孔の底部に合わせて追納孔が短冊形に彫り込まれ、塔身内部の奉籠孔へ貫通させている。追納孔には、形を合わせた、蓋をはめている。
首部は、軸部から高さ2.5センチの所を少し外へ出張らせ、その上の枘部と区分している。枘部は、高さ1.5センチで、上辺は、出張りから少しすぼめて、笠裏の枘穴の彫り込みに合わせている。
笠は背が低く、軒厚は薄く、直線を作らず緩やかな真反りにして、軒幅は左右に十分に伸び、両端で緩やかに反らせている。笠上端は、幅を小さくしているので、隅降り棟は長く、直線的だが微妙な曲線で伸び、軒先につなぐ。
笠上に、笠に合わせたような低めの露盤を造り出す。露盤上面から四角枘穴が彫り込まれている。
相輪、或いは請花、宝珠は欠失。
1975.08.08.モノクロ
2017.09.06.写真
2017.09.06.写真
参考文献:『大分の石造美術』(望月友善著 木耳社 S.50.09.30.)
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