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1287.02.□□  弘安十年二月□□


京都府京都市伏見区竹田内畑町 安楽寿院


花崗岩


重要文化財





塔高(土波際);約307.5センチ


地輪幅;120.5 地輪高(土波際);71.0


水輪下部径;52.0 水輪最大径;約110 水輪上部径;58.5


水輪高;87.0


火輪軒幅;108.5 火輪軒中央厚;21.5 火輪軒端厚;28.0


火輪上部幅;37.0


火輪高;68.0


風輪下部径;37.0 風輪最大径;59.5


風輪高;30.5


空輪最大径;約56.0


空輪高;約51.0





 地輪は、下部が土中に埋まっている。高さを測定できなかったが、『日本石造美術辞典』に「高三○八㌢」とあり、埋まり部分はそう深く無いようで、比高は、少し低くなっている。


 水輪は、地輪幅より最大径を10センチ程小さくする。


最大径部が下から50センチの所にあり、下をすぼめた張りのある曲線でつなぐ。


 火輪は、軒幅を水輪最大径より若干狭くする。軒は厚く、その曲線は、水平部が殆どなく、真反に近い形で、軒端の厚さを増して、下辺より上辺曲線を強く反り上げている。笠上辺


は、通常より幅を小さくして、隅降棟の曲線も軒端近くまで絞って、深い曲線で軒上端につなぐ。


 風輪は、通常より大きめにして、上部3分の1位の高さまでやや立形にした完好な曲線の深鉢形で、下部を小さく絞って、火輪の狭い上辺幅に合わせている。


 空輪径は、風輪径より3センチ程小さい。中央上下が少し出っ張り、頂部は、少し尖りを作り出している。13世紀末の宝珠形としては、少し形崩れ進んでいるようにも思われる。


 塔は、地輪幅より水輪径が10センチ程小さく、更に、水輪径より火輪幅が2センチ程小さくなっている。実寸を測ったうえで、正面から塔形を見直すと、地輪、水輪に違和感はないが、地輪に比べて火輪が小さすぎるように見える。火輪上辺の幅が小さいことから軒上の屋根面も上部が小さく絞られており、更にその感を強くしている。









 地輪北面に銘が有る。肉眼での判読は難しい。





『日本石造美術辞典』によれば、銘は七行


「□南無阿弥陀仏、


□□□□□法□、


念仏□□法界□□、


一切功徳□□行□、


□□□□□□願□、


□生縁□□□菩提、


弘安十年丁亥二月□□□」





『日本仏塔』にも全文同じ銘文が紹介され、「[参照]京都古銘聚記」(註①)と付記されている。


 





参考文献;『日本石造美術辞典』(川勝政太郎著 東京堂出版 S.53.08.25.)


     『日本仏塔』(石田茂作著 講談社 1969.03.20.)


註①;『京都古銘聚記』(川勝政太郎、佐々木利三著 スズカケ出版 1941.)










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