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鎌倉時代中期


京都府京都市東山区円山町 丸山公園


花崗岩製





塔高;244.0センチ





 丸山公園内の吉水弁天堂裏にある。


 基礎は欠失。現在は、自然石を基礎にして積み上げ、その上に塔身下部をセメントで固定して載せてある。


 塔身軸部は、上部は撫で肩、下部をわずかに小さくした壺形の初期に近い形で古い形を示している。正面に扉を開け、長方形龕中、蓮台上、身光を負う二仏坐像を半肉彫する。全体に風化によると思われる摩耗が進み、手印は確認できないが、法華経見宝塔品に拠る釈迦如来、多宝如来の2仏である。上に首部を造り出す。首部に装飾はない。


 笠軒は厚く、緩やかな真反を示し、左右に十分伸びて、軒の出が深い造りである。屋根の傾斜も緩やかで古風を示している。隅降り棟に瓦棒を彫り出し、明瞭ではないが稚子棟を加えているように見える。


 相輪は、低い伏鉢、請花の覆輪付き単弁、5輪、上部の宝珠までの作りに、古い素朴な感じを残している。


 全体に古様を示しており、鎌倉時代中期頃のものとされている。








1971.04.25.撮影








参考文献;『日本石造美術辞典』(川勝政太郎著 東京堂出版 S.53.08.25.)













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