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1353.07.  正平八年七月


福岡県太宰府市太宰府 水瓶山(みずがめやま) 山頂


花崗岩製





塔高;155.0センチ





 石材は肌理が粗く、地元の石を使用していると思われる。


 基部が広く、上部幅を少し小さくして、上部は、頂部を高く尖らせた山形を加工する。通常板碑の2条の彫り込みはなく、碑面は基部から上部まで平らに加工する。


 上部の山形直ぐ下から碑面一杯にに方形枠を線刻し、中に梵字で、法華曼荼羅を陰刻する。


 中央に


 「バ(bha)」「アク」の釈迦如来、多宝如来種子


                  *釈迦如来種子は、「バク」の「アク2点」のない「バ」


 2尊を囲んで八大菩薩種子





 「マンク」「バーイ」「〇」「ユ」「バー」「ブ」「アン」「ア」   *「〇」は不明。





 四隅に四大声聞種子を





 「ケイ」「ケイ」「ケイ」「ケイ」   *4字とも同字





 枠の下線から直ぐ下、中央に1行





 「正平八〇巳七月」          *〇は「癸」の略字





紀年銘だけを彫る。「月」の下は碑面が荒れており、刻字があるか不明。





 水瓶山頂では、昭和37年、多くの陶製経筒が発掘されている。


 干ばつの時の雨乞いの法要が営まれていた場所でもある。請雨経法の本尊が釈迦如来であることから、法華曼荼羅が選ばれているものと思われ、雨乞いに関連した造立と考えられる。


 雨乞いに関連する石造美術は、この塔より古く鎌倉時代中期造立の鎮国寺石窟線刻釈迦八大竜王自然石塔婆が知られる。「釋迦如來演説請雨經八大龍王聞法所化像」「弘長三年癸亥六月十二日発願同十四日降雨」等の銘文が彫られている。http://rdsig.yahoo.co.jp/blog/article/titlelink/RV=1/RU=aHR0cDovL2Jsb2dzLnlhaG9vLmNvLmpwL3N0anRvbW8vMTA2NTc5ODIuaHRtbA--








参考文献;『九州の石塔上巻』(多田隈豊秋著 西日本文化協会 S.50.08.01)










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