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1253.  建長五年


奈良県奈良市般若寺町 般若寺境内


花崗岩製


重要文化財





 塔高;12.6メートル 宇治浮島の十三重塔に次ぐ高さ。基壇上に建つ。


 伊派石大工の始祖「伊行末」作。


 基礎が低く、第一重の屋根を大きめに作っているので安定感がある。更に、屋根の軒幅を上に行くほど小さくして、不安定に見えがちになる層塔に安定感を与えている。


 第二重目の屋根は後補。


 基礎は比高を低くして、上に薄い1段を造り出して、初重の軸部を受けている。塔に近づけないので、詳しくは見えないが、角を面取りした初重軸部の面一杯に線刻の四方仏坐像が彫られている。各重の笠には、垂木型を造り出す。第二重目の笠には、垂木型が無いが、この笠は後補である。


 相輪は、セメント製の複製を載せてある。もとのものは基壇の脇に置かれている。


 解体修理で、第三重目の屋根石から発見された木造経箱に墨書で建長五年銘の書かれていたので、造立年代がはっきりした。


 『石造美術入門』には「わが国で層塔の第一位を占める名品である。」とされている。








1972.(モノクロ)撮影
2017.12.12.撮影



参考文献;『日本石造美術辞典』(川勝政太郎著 東京堂出版S.53.08.25)


     『石造美術入門』(川勝政太郎著 社会思想社S.42.05.30.)

般若寺十三重塔 建長五年

般若寺十三重塔 建長五年 (2)

般若寺十三重塔 建長五年 (4)

般若寺十三重塔 建長五年 (7)

般若寺十三重塔 建長五年 (8)

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般若寺十三重塔 建長五年 (20)







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