にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村
イメージ 1

イメージ 2

室町時代後期


大分県豊後高田市香々地小畑 梅松寺


安山岩製








基壇高;16.0


塔高;149.0


塔身幅;22.0 塔身高;27.5





 基壇は1段。


 基礎は少し高めにして、上部にくり型と、薄い請座までを造り出す。くり型に蓮弁彫刻は無く、無地のままにする。上面は、塔身幅に合わせて枘穴を作り、塔身下部を受ける。


 塔身は、比高を高くして、各面径17.0センチの月輪中に金剛界四仏種子「タラーク」「キリーク」「アク」「ウーン」を細字で彫る。


 笠は、軒下2段、上4段で4段目を他の2倍高くして、軒はそれより更に厚めに作る。隅飾は、2弧輪郭付で、茨部に蕨手線刻を加える。軒端から少し入れて、直線で少し外に開く。


 相輪は、露盤から1石で造り出す。露盤は、側面を2区に分けて、連子を入れる。


 反花は断面四角にし、四隅に大きな蓮弁、正面にそれより少し小さくした蓮弁を薄肉に彫り出した単弁8葉にする。これは、九州様式の相輪反花部に影響を受けているものと考えられる。上に薄い敷茄子を挟んで、断面丸の請花を単弁8葉で表す。その上を1輪分ほど開けて九輪を彫り出し、その上を更に3輪分ほど開けて、紐帯を付け、単弁8葉の請花を作る。請花の上は紐帯を加え、その上に四方火炎宝珠を作る。火炎宝珠は、形式的になり、力強さは失われている。


 塔形は、縦に細長く、比高の高い塔身、太く長大な相輪のために重心が高くなり安定感を欠いて見える。





1975.08.06







-----
EXTENDED BODY PRIVATE: