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南平宝篋印塔至徳二年諫早市20110330 (21)
南平石塔群宝篋印塔銘至徳二年諫早市20110330 - コピー


1385.08.15  至徳二年八月十五日


長崎県諫早市小長井町大字遠竹字南平 南平石塔群





 南平石塔群中にある。相輪が2石に折れているが、当初からの完形塔である。





塔高;111.5センチ


基礎幅;36.0 基礎上部幅;23.5 基礎高;28.5


塔身幅;20.5 塔身高;15.5


笠軒幅;33.5 笠軒厚;7.5


笠下部幅;23.5 笠上部幅;17.0 笠高;25.5


相輪高;42.0





 基礎は、上3段造り出し。 


 


 基礎の2面に銘があるが、石の面が粗く、読めない刻字が多い。





(正面)「右志趣者□□/早庄遠嶽□□/住人/□□入□□□/□□□□□□/


     為念佛往生□□/□也」


(右側面)「至徳二年乙丑/八月十五日/□□宗香敬白/□□禅□□」





『諫早史談第十九号』「小長井町遠竹名 古石塔の考察」(稲田三千年著 昭和62年3月31日)には


 (正面)「□寶□□/右志趣者伊佐/早㽵遠嶽村/住人遠嶽光/□門入道之/


      魂□冥福□/為珠念佛申□/誠也」


(左側面)「至徳二□乙丑/十月拾□日/□□□練達(建?)敬白/□浄禅門/道額□□」


とある。





 塔身は、幅より高さを低く造る。側面は輪郭を2重に浅く彫り込み、内部の上下枠を越えて円相を彫り残す。円相内は無地、墨書があったかは不明で、現在はその痕跡は確認出来ない。





 笠は、基礎に合わせて、軒下3段。軒は厚く造る。軒上は3段。隅飾りは、背を低くした縦2弧。軒端から2.0内側から曲線で立ち上げ、軒上端幅に納めている。





 相輪は一石。現在は、中央部で上下2つに折れており、上半分は塔の脇に置かれている、露盤は薄く造る。反花部は断面四角、隅飾縦2弧、間弁1葉は幅広で剣先型に尖っている。敷茄子は薄くして中央に鎬を付ける。請花部は隅飾2弧内反り付きで、茨を付けて中央で合わせている。幅広の間弁付き。刹は断面丸で3輪を彫り出す。宝蓋部は断面四角、反花部は、隅飾1弧、間弁1葉。宝蓋盤は薄板状。請花部は、隅飾縦2弧、幅広間弁付き。宝珠は8稜で上部を尖らしている。





 南北朝時代末期の年号を持ち、肥前では、最も早い紀年銘を持つ宝篋印塔である。完形であり、九州様式の基準作として貴重な存在である。





2011.03.30調査


調査協力;A.I.











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