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減断薬読本購入希望の方

事実報道に本ブログ記事が連載されています。

 

混乱から自分を取り戻したその時、その理不尽な結果に驚愕し、憤慨する。

色んな人が、私にその怒りへの共感を求めてくるが、この人たちは、10数年前の私である。

だが、10数年を経て私は随分と変わった。

今の私には、当時のように一緒に声を荒げて共に怒ることは出来なくなってしまった。

この怒りの先に求めるものが、誰かの反省や謝罪、それに対する賠償であるならば、残念ながら、それは全て徒労に終わると思うからだ。

 

様々な問いを立て、様々な確認を行った。

権威と闘うためには、それなりの理論武装が必要だったから。

最初は向精神薬、診断など精神医療の正当性について、

それから、精神医療を取り巻く様々な背景、歴史、司法、行政制度、政治について、

近年では、その先のオルタナティブについて。

確認が進めば進むほど空しくなる。

この国は、どれもこれも、本当に情けない。

 

この10数年で改善されたことはいくつかある。ベゲタミンが無くなったり、多剤が多少規制されたり、ベンゾの規制が始まったり、減薬もブームとなった。
だが、それをあざ笑うようにこの国の精神保健システムは却って悪化している。
相変わらず業界は、患者作り、障害者作りにせっせと勤しみ、隔離拘束、強制入院などの指標は悪化している。
 

諸外国にも同様な問題があるが、多少なりとも自律作用は機能している。

病床削減、脱施設化、単剤処方、強制入院の削減・・・

全て、諸外国に出来てこの国に出来ていない事だ。

精神医療がデタラメだから出来ていないのではない、この社会がデタラメなのだ。

知り合った当初に、野田正彰氏が、つぶやいたのは、

「この国は、本当にやな社会だ」という言葉。

今になって、その言葉は私に突き刺さる。

 

精神医療をやっつけたところで、何も変わらない。

これは医療過誤でも医療事故でもない。

これは人権問題なのだ。

この国の人々の人権意識が変わらねば解決はしない。

 

10月23日に千葉県人権啓発指導者養成講座でこの件の講師を務めます。

この国の精神保健システムが、人権侵害であることをお伝えしたい。

 

 

 

 

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