昨日は、珍しく当事者やご家族に加え、医師、PSW、カウンセラーの皆さんに多く参加頂きました。

今回のセミナーでは、福祉職が多いこともあって、初めて、精神保健分野でのオルタナティブ運動について触れました。
欧米では、かねてから様々な分野でオルタナティブ運動が展開されてきた歴史があります。

わたしがこの運動に注目したのは、次の点です。

・市民の草の根運動から始まっていること
・精神保健分野での脳疾患概念に懐疑的であること
・この運動が、哲学であり、生活そのものであり、精神保健に対する現実的なアプローチであること
・欧米では既に市民権を得たNPOが数多く存在していること
・福祉における医療を頂点とするヒエラルキーにたいする建設的な対抗策となること
・その結果、多くの福祉サービサーを味方につけることが出来るという事です。

です。カナダケベック州では、精神保健関連のNPOの約4分の1がこのオルタナティブ団体であることを表明しているということです。
これは凄いですね。日本の現状を思うと羨ましくてしようがない。

もっとも、このオルタナティブという概念は、随分古いようで、特に教育分野では19世紀に遡るようです。
この用語を使う事も含めて少し検討しようと思います。

来週の大阪の関西カウンセリングセンターの授業や、博多、広島、鹿児島、熊本セミナーでも取り上げたいと思います。
支援者の皆さんの参加を熱望します。

6・14関西カウンセリングセンター
(関西カウンセリングセンター主催講座)
6・15精神医療問題セミナー福岡
6・16精神医療問題セミナー広島
6・22精神医療問題セミナー鹿児島
6・23精神医療問題セミナー熊本
7・13『精神医療問題のいま~学びと交流の会』兵庫県芦屋
(日本臨床心理学会関西委員会有志主催)
8・4精神医療問題勉強会(新潟)開催決定

新潟・山形・福島・仙台・青森の準備中です。ご協力頂ける方がいらっしゃいましたら連絡ください。

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