コメント欄からの転載です。
とても美しい文章なので記事にさせて下さい。

以下引用です。

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はじめまして。
(11月のブログにもコメント入れさせて頂きましたので、正確には二度目です)



つたなくも子供たちを見守り共に泣き笑いした者として、長文ながらどうかお伝えさせてくださいませ。



「人は適材適所」は知り合いのおばあちゃまの口癖です。
全ての子供達が十人十色に成長することを、昔から人は体験的に理解しておられたようです。例えば、子供の異常な「こだわり」は持ち味、特異な才能です!悩むより、何かしら活かすすべを探し続ける。呼び方をこだわりでなく「ひとすじの道」と呼びかえると、涙の出るような真実に触れませんか。


物識りの冷たい聴診器に当てさせなくても、子供の良さはじいっと見つめれば必ず浮かび上がって来ます。これは親の執念です。



「普通の子と一緒にやれない子が、これを飲んで楽になってます。是非とも」と学校で勧められ診察、向精神薬を服用した息子の一言が、



「違和感がある。」



人類が子育てを何千年以上やってきて、ここへ来て「化学物質100%、副作用満載の頭の薬」を毎日延々飲ませるなど出来る訳ない。当時中三の息子の意見を尊重し、服用は一度のみで薬は全部捨てました。子供の人生ですもの。頭の中味をいじりこわしては申し訳が立ちません。



ADHDなる呼称がなかった時代に子供だった私は、内外で「ぐずい!」「抜けるにも程がある」「変な子とは遊ばない!バーカ」等と言われ悲しい思いをしました。一方、「遊ぼう」「頭いいね!」「こりゃ将来楽しみだなあ」と、周囲から嬉しい言葉ももらえました。自分なりに考え考え育ち、お陰さまで全てが糧になり今の自分が在ること、感謝するばかりです。



世のお母様方、どうぞご自分の能力を、感性を駆使して、子供さんの魂がひとりでに伸びるよう、見守りくださいませ。

子供さんの人生を応援してくださいませ。


きっといつの日か笑顔だらけになりますから。

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引用以上。

年の終りにこうしたコメントを頂けて良かったです。
何だかご褒美を頂いたような気がします。
実は最近、良いことと悪いことが日替わりで起きていて上がったり下がったり大変です。
今回ばかりは、ショックでもうやめようかとの正直頭をよぎりました。
でもまあ、止めるのはいつでも出来るのでまだ粘ります。

しかし、支援の難しさ、どうあるべきか随分勉強させてもらいました。
来年は本気で組織化します。その上でも今回のコメントは私に取っては天啓の様な言葉です。
この方の言葉を借りれば、
それぞれの人の良さはじいっと見つめれば浮かび上がってくるということです。
この言葉を常に念じながら、取り組んでいきたいと思います。

来年は、今までため込んできた情報をまとめて冊子にしようと思います。
(出版ではないですよ。)
それを機に、今までやってきた活動の幾つかを止めます。

結局、今年中に決着すると思っていた私の裁判は、持越しになりました。逆に厚労省とまで裁判する事態に発展しました。
来年には必ず何かしらの結果は出るでしょう。

私の裁判は、多剤大量処方の法的な是非を問う裁判です。もう多剤大量処方がダメなことの社会のコンセンサスは取れました。
しかし法廷での結論はまだ出ていません。
私は、自分の陳述書を次のように結びました。


名前が違えば別の薬として、同じ効果、同じ作用機序の薬を何種類も出してもよいものでしょうか?

医薬品添付文書の併用注意は医師の裁量として、何十もの併用注意の記載を無視することが許されてよいものでしょうか?

現代医療の常識とされるインフォームドコンセントのような厳正な手順がとられることなく、こうした劇薬が大量に外来患者に処方されてよいものでしょうか?


はたして、裁判所はどう答えてくれるでしょうか。

また、もう一つの裁判は、厚労省に対して、PMDAの副作用救済制度の不支給の結果の取り消しを求める裁判です。
この制度は、薬の副作用被害を救済するために製薬会社がスポンサーとなり、適切な薬の使い方にも拘わらず起きた副作用被害を救済する制度です。
私は、家族の死の原因は、薬の副作用なのか、医師の責任なのかを問うたのです。
結果、PMDA及び厚労省、判定する医師達は、
メンドンと言う薬を勝手に大量に飲んだという不適切な使用をしたから不支給との決定を出しました。
つまり、勝手に飲んだのだから薬や医師には責任が無いというのです。
このメンドンと言う薬の致死量は、救急医学の資料によれば6000錠です。
一体どうやって飲むと言うのでしょう。さらに解剖された胃にメンドンは残って居なかったのです。
こんな明白な嘘を良くも言えたものです。
国家権力の乱用ではないですか?
何が何でも医師の責任にも、薬の責任にもしたくないのでしょうか?

これについても、どう裁判所が判断するのか注目です。

もう、これ以上ない証拠を集めました。それも一級の文献で。
けれども弁護士達は、私の探し出した証拠は、医師という専門家の言葉には負けると言います。
結局、医師も、薬学部の教授もだれも本当のことを教えてくれる人は居ませんでした。
結局、多剤大量処方という日本の恥を正そうとする医師は、最後の最後に協力を申し出てくれた医師だけです。

この数年、行政や専門家と呼ばれる人達にはガッカリさせられるばかりでした。
来年は私が専門家達の良識を問う最後の機会となるでしょう。
これでダメなら、私は方向を変えます。

今年のブログはこれで最後です。
一年間、お付き合い頂きありがとうございました。
皆様にとって、来年が良い年でありますようお祈り申し上げます。

良いお年を。2012年(大晦日)