選挙予測で、自公の圧倒的優勢が伝えられている。
それをみると暗澹たる気持ちになる。

政治にやって貰いたいことは沢山あるが、精神医療の改善を主題にしているこの身に取って一番望むのは、行政改革、公務員改革である。
ここに手を付けねば、この問題の解決はまた遠く遠のく。

厚労省は、我々の改善要求に対してゼロ回答を寄こすが、翌年度にはちゃっかり研究テーマになっていたりする。
分かったのは、厚労省は自分たちの過ちは認めないが、基本小心者であるから無視も出来ないのである。
改革には、自ら血を流す胆力が必要であるが、彼らにそれは期待できない。
反省せよと迫れば、恥ずかしいレベルの言い訳を並べ、酷い場合はただ拒絶する。
私の所には、厚生労働大臣の印が押された通知書が2通ある。
PMDAの副作用救済制度の不支給の決定通知であるが、もちろんこれを厚生労働大臣が精査し検討の上捺印したわけではない。
こんなデタラメに印が押されていることを厚生労働大臣は夢にも思うまい。
PMDAのデタラメ審査の内容を次の内閣には真っ先にお伝えしたい。
もう、この件のデタラメ事例は数件集まりました。

国会議員の先生たちを訪問して分かったのは、国会議員は何も知らないという事である。
被害の実態を話すと
「なんでこんなことが、今までほっておかれているのか?」
というような反応が返ってくる。単に政治家はこの事態を知らないのだ。
議員定数の削減が叫ばれているが、今の体制なら逆に増やして頂きたい。そして1人か2人、この問題を専門にやって頂きたい。

現在の政治家には深い立法能力は殆どない。
結局、官僚に作った法案しか議題に上らないし、我々がどんなに訴えて、そして理解を示してくれたとしても具体的な対策が得られない。
我々は、具体的な政策作りに直接関与し無い限り、メンタルヘルス法案のような「善意の陰謀」に基ずく医療化推進法案ばかりが出されていくことになります。毎年3万~10万位の被害者が生まれていることを考えると被害者とその関係者は数百万単位でいるでしょう。
きちんと社会問題化されれば、この問題を公約として掲げて出馬する政治家も現れるでしょう。

この問題に興味のある方の為に、私が実際に接した政治家のこの問題に対する評価をお伝えしたい。

精神医療問題に真面目に取り組んでくれそうな政治家

◎柿沢未途(みんなの党)
かつて都議会議員時代にリタリン問題に取り組む。
国会厚生労働委員会で2度、薬漬け問題で質問
この問題の専門家。絶対落としてはいけません。

◎三宅雪子(民主→日本未来の党)
シンポジウムに参加。勉強会にも毎回参加頂き熱心。
野田総理の刺客候補。是非頑張って頂きたい。

○長尾敬(民主→無所属)
陳情を丁寧に聞いてくれる。

○樋高剛(民主→日本未来の党)
議員向け勉強会の開催に協力

△長妻明(民主党)
薬漬け発言で期待したが、期待倒れした。
日経との結びつきのせいか、製薬会社よりの政策。
メンタルヘルスチェック法案推進。
ただの無知か?!

×阿部ともこ(社民→日本未来の党)
医師。東京都だけで200人の中毒死者を仕方ないと発言。
医療界の自律に任せるべきと発言。
是非、落選頂きたい。

今回は関係ないですが

×桜井充(参議院)
医師の権益を守るために働く族議員。

◎石橋みちひろ(参議院)
医師、個人の興味からシンポジウム参加。

◎梅村聡(参議院)
医師、理解あります。シンポジウム参加。

都知事候補

◎マック赤坂
悪徳精神医療の撲滅が公約。

また元厚労大臣の舛添要一議員が、今回の選挙の公約に薬の過剰投与の問題を上げている。
自ら、介護を経験したことで、高齢者への過剰投薬の問題に気が付いている。
もう一度厚労大臣になって貰いたい。