しばらく、ジグゾーパズル的に研究していくので、読んで気が付いたことがあれば教えてもらいたい。


被害者の話を聞いていて思うことがある。

それは、副作用被害は2つの方向性からアプローチしないといけないということだ。

一つは、その薬本来の作用・副作用から生じる症状。
もう一つは、過量服薬や相互作用により引き起こされる薬物の過剰摂取による症状である。

薬そのものの副作用と用量オーバーと言い換えてもよいかもしれない。
また、急性症状と慢性症状も分けて考えるべきだろう。

あえて、妻の事例を紹介します。
多剤大量処方で亡くなった私の妻の場合、解剖によって、ほぼ全ての臓器にうっ血が見られた。
(特に膵臓のうっ血が酷かった。)

一番明白だった副作用は、極度の肥満なので、この膵臓の損傷が関連していたのかも知れない。

またSSRIや抗うつ剤は、血小板に作用し、出血性の危険を高める。その影響も考えられる。
血管障害が、臓器の損傷に関わっていた可能性は十分ある。

私は、彼女には、慢性的な症状とバルビツレートの直接作用、両方が死因であると考えている。

もしそれが、脳で起きた場合、出血でも梗塞でも、細胞は死滅する。
様々な後遺症は、その損傷部位によるのではないだろうか。
(もちろんこれは、パズルの1ピースですよ。)

多剤の被害者には、まず徹底的な内臓のチェック、ホルモンのチェックをお奨めしたい。