薬剤師さんからのコメント。
その中で、私のブログの内容についての感想を頂きました。
重要なので、紹介させてください。
了解を得ていませんので、もし問題があれば連絡してください。
すぐに削除致します。
内容は、肝臓酵素の件など、私の薬の知識を褒めて頂いたものでした。
ありがとうございます。
メッセージの中で重要なことを紹介したいと思います。
1.薬剤師さんとしては、併用禁忌のチェックはするが、併用注意については原則スル―だと言う事です。
2.肝臓酵素のチェックはされていない。
3.医師は、併用について、殆ど注意を払っていない。
判ってはいましたが、現場の方に云われるとやはり暗澹たる気持ちになりました。
医療界には、猛省を期待します。
それと、医薬品添付情報の中で、気になっている事に少しふれたいと思います。
それは、表記の問題です。
例えば、禁忌の情報の欄でも、
「フェノチアジン系の薬剤との併用」
などと成分名では無くて、もとの誘導体の名前がついていることです。
フェノチアジン系の薬は、
クロルプロマジン(商品名:コントミン、ウインタミン)、レボメプロマジン(ヒルナミン、レボトミン)などのことを指します。さらにクロルプロマジンはべゲタミンに含まれていますから、全てが禁忌の組み合わせとなります。
フェノチアジンとクロルプロマジンやべゲタミン(商品名)が結びついているのか心配です。
東京都23区内の中毒死の200人以上に、クロルプロマジンとレボメプロマジンが絡んでいることは、何度もこのブログで指摘して来ました。その中に、禁忌情報を見逃したための被害者が少なからずいるはずです。
また、例えば、ハルシオンの禁忌情報には、他の肝臓酵素CYP3A4代謝薬とあります。
ベンゾジアゼピン系の薬は、全てCYP3A4で代謝されるのです。
つまり、ハルシオンはメジャーな殆どの抗不安薬、睡眠剤と併用禁忌なのです。
CYP3A4代謝薬が、ベンゾ系薬品との認識が無ければ、この禁忌情報は守られないということです。
このように、薬品名でも誘導体名でもなく、薬の特徴が書かれることもあるのです。
禁忌の組み合わせが見逃されている可能性があるのです。
メッセージ頂いた薬剤師さん、お陰で、ひとつ、やるべき事に気がつきました。
併用注意、禁忌の組み合わせが一発で判る仕組みを提供する事です。
(そう、私はコンピュータ屋でした。)