薄毛、勃起不全、鬱、水虫、禁煙etc...
今や、製薬会社のCMは、
「お医者さんに相談しよう。」
がブームである。
鬱は心の風邪キャンペーンでの成功が、こうした薬そのものを宣伝するのではない間接的なCMを増加させたのだろう。
全てを一緒くたにすることは出来ないが、ここには製薬会社の巧みな戦略がある。
一見善意に見えるこのCMが、製薬会社の功利主義のもとで作成されていることを我々消費者はそろそろ気がつかねばならない。偽善と言っても良い。
お医者様もまた、よくよく考える必要がある。
「お医者様に相談しよう。」
つまり、処方するのは医者なのだ。
禁煙補助剤のチャンピックスの医薬品添付情報をみると、赤字で警告が書いてある。
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/7990003F1028_1_08/
副作用の欄を読むと精神症状5%以上に異常な夢(13%)、不眠(16%)とある。
全部で、副作用発現数66%。
米国の情報では、敵意、攻撃性の副作用症例数、第一位である。
ちなみに3位はパキシル。
常識ある医師なら、この赤字警告つきの薬は安易に処方しないとあの医師に聞いたことがある。
チャンピックスのように最初から、赤字警告付きの薬など異常である。
ちなみに抗うつ剤も軒並み赤字警告つきである。
最高裁の判例で、医薬品添付情報に従わない時は、合理的な説明が必要であるという判断が下されている。
もし、説明なく副作用被害に会えば、訴訟で訴えられるのは医師である。
こんな薬が、
「お医者様に相談しよう。」とあたかも政府広報のような体裁をまとったCMで宣伝されているのである。
どこの広告会社がやってるのか知らないが、自重を求める。