英国でSSRIの問題を追及した市民団体のソーシャルオーディットの代表であり、“Medicines out of control(暴走するクスリ)”の著者でもあるチャールズ・メダワー氏の講演録を再び読み返してみた。


http://www.yakugai.gr.jp/topics/file/20051123_lecture_ja.pdf

http://www.yakugai.gr.jp/topics/file/20051123_SSRISeminor_ja.pdf


この内容の中で、

メダワー氏が、活動を始めた当初、

自身の主張の正当性を確認するために、WEBを開設したとの下りがある。

そして、多くの専門家の投稿を期待したが、皆無であったという。

コメントしてくるのは、被害者ばかりだと。


このブログ内で、自身のプライベートまでさらけ出して、この問題を書き始めた動機も、メダワー氏と同じである。

真実を知るために、自身の主張の正当性を確認するためである。

メダワー氏の経験と同じように、このブログに対して専門家の反応は沈黙である。


読み返してみて、改めて気がついた重要な事実がある。


抗うつ剤パキシルについて、英国の当局が、その離脱症状に当初、0.2%でかつ軽症としていたが、10年後2003年7月に突然25%になった。とある。

そこで、日本の医師向け添付情報を改めて参照してみた。


愕然とした。


これまでに得られた情報からはこれらの症状は薬物依存によるものではないと考えられている


である。

これまでに得られた情報の内容を公開して頂きたい。

厚生労働書の皆さん、即座に改定してください。

マスコミの皆さん、この問題も是非とりあげて下さい。


また一つ、取り組むべきテーマが判りました。

ベンゾジアゼピン系の依存症に苦しむ被害者の声等から、医薬品添付情報の副作用情報について疑問を持っていましたが、これでますます疑惑は広がりました。

私の手記にも、書きましたが、最近、製薬会社主催のセミナーで、訴訟を防ぐために、出現率が5%以上と書かれている副作用の患者への告知を勧めています。

医薬品添付情報の副作用情報は、明らかに過少報告されています。


ちゃんと、患者側の情報を収集すれば、驚くべき数字が出現するでしょう。