長い物語が終わろうとしています。
世の中はこれから動いていくし、裁判も終わっていないのですが、あとは自然の流れに任せるのみです。
僕の能動的な役割はもうすぐ終わります。
僕の心の中では、判決を待たずに終了です。
気がつけば、後、半年で50歳になる。
世の中の価値判断に従えば、なにもかも失ったことになる。
何もない。まっさらである。
敷いたレール上をなぞることが人生の成功ならば、僕は完全に落後者である。
全て失ったが、ありがたいことに僕は元気だ。
それも驚くほどに。
また、一から、新しい人生を形造れることを証明したい。
世の中捨てたものじゃないと証明したい。
この数カ月の一連の流れは、僕の深い絶望の淵から僕を救ってくれた。
安っぽい言葉であるが、『希望』をもらった。
無用の用。
何もないから、物は沢山入る。
その自然の摂理を僕は信じる。
これから、どんな物語が始まるのだろう。
僕は、楽しみでしょうがない。