若者のケチさ加減。


ある意味当然である。

なんせ、生まれてこの方、右肩上がりの社会を知らないのだから。


ケチゆえ、抱く夢も小さい。


我々、バブル世代は、海外旅行も沢山行ったし、美味しいものも沢山知っている。

そして、若いやつは小さいなどと見下したりしている。


若者層の元気がないのだから、競争力が落ちるのは当り前である。


成長が終わったのは、もちろん若者達のせいではないし、我々世代以上の所為でもない。


だが、現実は、もう成長は無いのだ。

身を引くのが、我々以上の世代の役目だ。


そして何より、我々のやり方は、もう通用しなのだ。

若い世代が、自ら考え、新しい世界を切り開かない限り、この国に明日はない。


今度の菅内閣の顔ぶれは、随分と若返った。

政治は、変わりつつある。


だが、実体は、総論賛成、各論反対である。

総論(選挙では民主党に入れるが)、各論(自分の収入が減るのは嫌)ということである。


結局、政治に期待するほかない。


自己改革能力はない。