昨晩。


サルサレッスンあとに、サルサ仲間と軽く飲んで、銀座を歩いていると、道端の占い師さんと目があった。

30代半ばの女性。

占い愛好家の僕が占いしてもらうのもなんだが、手相、人相は僕の範疇外なのでちょっと見てもらうことにした。


近づくと、

占い師は、何やら、なんだかおどおど。

(こらぁ、人の顔みておどおどするのやめてください。)


で、第一声が、

「物凄いパワーの変わったオーラですね。」

だと。


「3000円ですが宜しいですか?」

「良いですよ。」


紙とペンを取り出して、

「生年月日は?」

「昭和36年2月25日です。」

「奥様の誕生日は?」

「いません。」

「ではお付き合いされてる方でも。」

「いません。」

「えっ、不思議ですね。」

(何が不思議なんだ。)


「手相見せてください。」


何も質問せずに聞く。

「何か、他の人には出来ない特殊な仕事されてますね。」

(うん、まあそうかな。)

「明日を見抜く能力があります。頭脳線も凄いし、おでこも良い。」

(ほほほっ。それほどでも。)

「人間関係は、ちょっとしたトラブルがあっても、嫌われずに上手くやれますよ。お金も仕事も問題ない。」

(おおっ、有難い。)

「健康には気をつけてください。心臓は無茶苦茶丈夫なので何とかなってますが。」

(うん、当たってる。そう言えば去年死にかけた時も直前に手相見にそういわれたっけ。)

「女性も、近づいてきますよ。」

(なに~!!!こねーぞ。)

「でも、あなたは女性に冷たい。」

(・・・・・・・・・・・・)


おっ俺って、女性に冷たいのか・・・・。

自分では、こんなにフェミニンなのに。


うん、まあ、結果だけ見るとそうなるのかなぁ。


「以上です。」


質問を考える間も無く終了。

短いが、要点を全部述べて、全力を出し切ってくれた感じ。


「ありがとう。元気でたよ。」


そう言ってその場を離れた。


不思議なことに、人生の転機に、占いに出会う。

途方もない額の借金に首が回らない時に、ある人(その人はタロット)から、

「すぐに、大金手に入るわよ。」

と言われ、ほんとうに大金を手に入れたことがある。

当時、僕はサラリーマンだったので、サラリー以外の収入など考えられなかった。

だが、借金が綺麗になくなるだけの金をほんの3ヶ月の間に手にすることになった。


本当は、手に入らないはずの金であった。

けれど、占いで入るよと言われたから、これだと思って手を伸ばしたら、いとも簡単につかめた。

事前に掴めると言われなかったら、掴めなかったと思う。


だから、一応占いで言われたことは心に置いておくようにしている。


そう、僕は女性に冷たい男なのね。

たしかに、Jとか男前店主とかの間では、お互いに鬼呼ばわりしてるけどね。


どう思う?