売上が30%減。
それも、先6か月位の予想も同様。
バブル分を切り取れば、これが弊社への割り当て分ということか。
コストの7割は人件費。
なので、コスト削減には人件費を触らねばならない。
しょうがない。まずは自分から。
ほんと凄い世の中だね。
自分の会社が景気わるいからと言っても、辞めようにもどこにも受け入れ先がない。
身動き出来ないというのが実態。
急激に回復することはない。
ここから、真価が問われる。
逆に、ここを生き残った会社は、当分大丈夫。
今まで、上げ底で暮らしてきた会社は、辛いことになるだろう。
多角化を進めてきた大企業の本業回避の流れも加速する。
個人、一人一人の真価も問われる。
背に腹は代えられぬレベルの決断を大勢の人が迫られることになる。
ちゃんと、腹を据えて取り組まねばならない。
皆が、目の色を変えて真面目に取組始める。
今安泰と思っている人にも、否応なくこの波は及ぶ。
気がついた時には、もう手遅れにならぬよう、今から心構えが必要であるが、そういう人はまずそう思っていない。
20年近く、通った六本木のクラブ(ねーちゃん系)のママと話した。
自分の会社を始めて、14年間で初めて人件費に手をつけるかもしれない。ママにいうと。
私も、26年間経営をやってきて初めて減棒をすると言った。
流される人はどんどん流され始めた。
まるで洪水が起きて、何かにつかまっていた人々が、一人二人と流されて行くような状態だ。
IMFが、世界のGDPの数字を下方修正した。2.0%成長から0.5%成長へ。
世界の金融機関の損失は200兆円という。
IMFの数字は、いろいろな経済予測の中で一番、数字が甘いのだ。
日本の労働人口は約6700万人。
乱暴な計算をすると、GDPが-5%となると、
6700×0.05=335(万人)
失業者を140万と試算している経済紙を昨日読んだが、僕の予想(感)では400万人を超える。
統計の取り方には、いろいろ問題があるようだが、今増加している失業者数はリアルな失業者だ。
この流れは止めようもないが、やるべきことは明白だ。
本来、この物余りの日本で、食いっぱぐれることの方がおかしいのだ。
富の再分配を行い底辺の底上げをするのだ。
イデオロギーに関わらずそれをするのが政府の仕事だ。
もっと怒りが必要だ。
政治に官僚に役人に、機能不全の既得権者にもっと危機感を与えるのだ。
早く選挙をしよう。ここで投票に行かない人は、もはや救われる資格もない。
このままでは、どうしようもないのだ。
総論賛成各論反対では、もはやダメ。
総論をきちんと実行する以外に、この難局は逃れられない。
国も会社も、潰れてしまっては元も子もない。
変わった者だけが、次世代の勝ち組になれる。
追い込まれれば、変われるはず。
僕だって、ここまで追い込まれねば、こんな決断はしなかった。
一人一人が変わっていかねば、世の中は変わらない。
ヒーローが出てきて、さっと変えてくれるわけではない。
自分が変わるのだ。
答えは、過去の延長線上にはない。
丸ごと変わることを覚悟せねばならない。