すっかり力が抜けた。

(そのおかげか、髪の毛の抜けるスピードも遅くなっている気がする。)


無理に物事を進めることがなくなった。

口癖は、「なるようになるだ。」


会社の口の悪い経理に話すと、

「お迎えが近いんじゃないですか?」

だと。ほんとに彼女は悪口の天才だ。


かつて彼女は、電車内で音楽を聴いている肥った女性に、うるさいですよと注意したが、聞いてる音楽のせいでよく聞こえないのに腹を立て、

「そんなに肥ってるから、耳まで詰まって、聞こえないんだよ。」と言って、ホームを追っかけまわされた逸話を持つ。


そんな悪口にも腹は立たない。

彼女のパーティションに向け、書きかけの書類を丸めて、投げつけて終わりにした。


命中したのかどうかはわからない。


もう、大体のことは、神任せだ。


一応、活動はする。

気に入ってる女性には、気に入ってると言うし、仕事のネタも捜す。

こっちの方に行きたいとの希望もある。

けれど執着がない。

ダメならダメでしょうが無いとさっさと諦めてしまうのだ。

いや諦めるという表現も正しくない。

’どうでも良い’のほうが近い。


これってなんだろう。今までに経験したことのない状態。

大体、一年以上彼女が居ないのも初めての経験。


昨日、ある金融情報ベンダーの為替取引の担当者と話をした。

なんと、一昨日は、為替取引が全く無かったに等しいと言っていた。

デリバティブの担当者に聞いても同様。

マーケットもまた停止中だ。


誰も彼も、直近の行くべき方向を見失っているのだ。


お金持ちが羨ましくもない。

綺麗なだけの女に惑わされることも無い。


最近のもう一つの口癖は、

「楽しけりゃよい。」

だ。


ありゃ、

怠け者で、必要最小限の労働をして、流され、女性を口説く

これって、日本人の思い描く、典型的なラテン人像ではないか。


毎日、サルサ踊っているうちに、遂に脳みそまでラテンに侵されたか。


これで良いのかとふと思う。

人間、一生修行しなきゃとか、自分を戒めなきゃとか思わなきゃいけないんじゃないかと。

だが、そんな事を言う他人に出くわすと、

そんなこと言ってるとうつ病になるよ。

と思っている自分に気付く。


今の僕は、自分にも甘いが、他人にも甘い。

(自分に甘くて、他人に厳しいよりマシだろう。)


これでいいのか。


これでいいのかなあ。


これでいいのだよなあ。


これでいいのだよなあ、たぶん。


これでいいのだろう。


これでいいんだろう。考えても無駄だし。


これでいいんだろう。


これでよし。


めでたし、めでたし、さあ、踊ろう。


終了。


(ブログタイトルを、’ラテン社長のお気楽ブログ’にするかな。)