20代より下の若い世代へ。


親の経験則は、通用しないので気をつけろと言いたい。

40代、50代は逃げ切りに入っている。

今続いているのは、なだらかな衰退だから、物事が変化しずらいのだ。

逃げ切れる世代は、変化を望んでいない。


人の人格の話ではない。その世代は自然にそう行動してしまうのだ。


いまの70代、80代は、僕らの世代に豊かな社会を残してくれた。

40代、50代は、それを鵜呑みにしても幸せに暮らせたのだ。


40代、50代は新しい世界を作り出す必要がなかったのだ。

もう、きっと、うんざりしていると思うが、君達の親の世代の成功体験はまったく参考にならない。


会社の役割、個人の考え方、恋愛も、結婚もすべて、君達の価値観を築き上げねばならない。


TVや新聞に垂れ流される情報に従って生きていける時代はもうお終い。

記憶力を競う学力なんてもう必要ない。


いかに、必要な情報にたどり着ける術を知っているのか重要だ。

教科書に書いてあることは、教科書を見ればよい。

学力と云うのは、まさに学ぶ力のことを言う。

記憶力や計算スピードは道具に頼ればよい。


こんな事を思ったのは、このブログに毎日、記事を書くようになってからだ。

嘘は書けないから、毎日、ネットで検索しまくる。

この数ヶ月だけで、どれだけ賢くなったことか。


やはり、インターネットは凄い。

(僕は、IT社長と言ってもインターネットを作った側の人間だ。使うことより、作ることに秀でている。)


このツールのおかげで、得られる知識の量は飛躍的に増大した。

若い人たちは、この凄まじい量の情報の中から、必要な情報を得る能力が必要なのだ。


そこに積極的に情報を取りに行く姿勢が欠けると、垂れ流し情報の餌食となる。

たれ流し情報をそのまま真に受けた人から損をする。

今の企業戦略は、如何に大衆を踊らせるかというもの。

踊らされたら確実に損をする。


のんべんだらりと生きていける時代はもうない。

40代、50代は、そんな世代なのだ。参考にならん。


我々(40代、50代)の仕事は、我々の常識を押し付けることではない。

若い人達に考える機会を与えることだ。

自ら立って歩けるようにサポートするだけで良い。


君達の事は、君達が決めるのが正しい。

(出来なければ、それでおしまい。)