(セミナー商売ではないよ。異業種交流会に参加してる人とは交流したくありません。合コンなら良いけど。)
朝から晩まで同じ人に囲まれているといつの間にか価値観が固定化され世の中に取り残されかねない。
それは、会社、夜の銀座、地域社会、学校など何処でも起きる。
自分が属する世界の常識が、他者の常識ではない。
皆、頭の中では判っていても、当然自分の属する世界から一番大きな影響を受けて知らず知らずのうちに凝り固まっていく。成功体験が大きれば大きい程、価値観を変えるのは難しい。
時代が、少しずつ変わっていくのなら、自分も少しずつ変わっていけばよい。
でも僕は、今の流れは、そんな生易しいことではないと思う。
存在理由の無いものが今の日本には多すぎる。変わるのが必然。
近代では、明治維新と太平洋戦争が、日本が大きく変化した局面であることは誰しもが認めるところだろう。
この2つの局面を経て、日本人は大きく変わるわけだが、歴史が教えてくれるのは、やはり日本は、外圧なくして変われないという事だ。
同じ外圧による変化でも、明治維新と太平洋戦争では、その変化の性質が全く異なる。
明治維新は、日本自ら変わったが、太平洋戦争では、力ずくで変えられたのだ。
太平洋戦争のような極端な例は、もう無いだろう。あまり参考にならない。
参考に出来るのは、やはり明治維新だろう。
あれだけの革命が、殆ど血を流すことなく起きたのだから。
維新の英雄は沢山いるが、別に彼らが居たから、革命が起きたのではないだろう。
既に、大衆に代わる機運が満ち満ちていたはずだ。
英雄達は、その代表に過ぎない。
奇兵隊と名乗るへんてこな、寄せ集めの軍隊が、江戸まで攻めあがるには、沿道の応援なくしてありえないというのが定説だ。遂には外国の力も利用しながら、最終的に諸外国の属国になること無しに、革命を成し遂げるその狡猾さ(政治力)は特筆ものだ。
近代の戦争には、必ず強国による干渉がある。それは現代においても全く変わらない。
イラクやグルジアの姿は、かつての日本の姿でもある。
そして、そのとき、何が起きたか、
封建社会の崩壊で、当時の特権階級であった武士が大量失業したのだ。
それは、ほんの4,5世代前の出来事なのだ。
現代で、それに近い職業は、当然、公務員だ。
公務員が、突然、集団失業する事態も十分にあり得るのではないか。
公務員は、固い仕事ではあるが、崩壊するときは一気に崩壊するのだと思う。
自ら変わるべきだ言いながら、自ら変わることは難しいと実は思っている。
人間なんてものは、追い込まれないと変われないのだと思う。
自らの精神力なんて知れたもの、結局人を変えるには、なにか外部からの圧力が必要なのだろう。
それが、今の経済問題だと思う。
かつての変化は、武力と経済によって引き起こされた。
今の日本では、武力は考えにくい。やはり経済で変わるのが必然だ。
教育問題も医療崩壊も全て、金で解決するのが、早道だ。
簡単に言ってしまえば、
必要な所に必要な金を回し、既得権を取り上げ、社会への貢献度に見合った報酬を与えればよいのだ。
不必要な組織や会社は、速やかに退場願いたい。
抵抗すればするほど、後で受ける傷は深くなると思うからだ。
自分の立ち位置を確認する為に、異業種の人たちを知るべきだ。
幸せの価値観は、沢山持っていたほうが有利だ。